★ -56- 湖畔のホテルにて ★
〜ニュースの主と陰の民〜
撮影:2021 ⁄ 04 文面作成:2021 ⁄ 06 ⁄ 13
(最終更新:2023 ⁄ 03 ⁄ 05)
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■ ろかたりあんメニュー ■
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ここでは…
大津市のホテルに設置された“飛び出しアマビエ”を紹介します。ニュースで華々しく紹介された彼らに対し、近隣の探索で見かけた“陰”になりつつある彼らも取り上げます。
■巷の情報をもとに近江舞子へ
本コーナーではこれまでも、「
栗東的独特仲間達
」や「
安土の天下人は何処へ
」のように、新聞等で取り上げられた“飛び出し坊や”記事を収集し、現地を確認したうえで紹介ページを作成しています。
今回目にした記事は、“
大津のホテルで「アマビエ飛び出し法や」を設置
”というものです。すごく気になったので訪問を…と思っていたのですが、筆者居住地と同じ市内にもかかわらず40km近く離れていることもあり、訪問の機会が持てず時間だけ過ぎ去っていきました。
そして迎えた2021年の大型連休。家族が各々用事がある日があり、自分も件のホテルへ訪れるにしました。ただ家族が車を使うため、電車での訪問となります。あと、ホテル訪問ですが日帰りです(笑)。
あと、当時は京都府で新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出ており、県境を跨ぐ移動を避けたことも同ホテル訪問の後押しとなりました。
ただ厳密に言えば県境を跨いでまして…そう、JR琵琶湖線から湖西線への乗り換えで山科駅を利用している部分です。そこは短時間ということでご容赦頂きましょう。
というか、同じ市内の移動にも関わらず府県境を跨ぐ必要があるなんて…ねぇ(笑)←京阪電車を利用すればよい。
山科での乗り換え後、車窓に琵琶湖を眺めながらの電車の旅。乗客も少なく、密にならず良かったと安堵します。程なくホテル最寄り駅の近江舞子駅に到着。駅前の観光地図を見て、道のりを確認します。
駅よりゆっくり歩いて10分程で、ホテル近隣の“月見浜”で琵琶湖湖岸へ到達。近江舞子は琵琶湖大橋より北側あり、琵琶湖の“北湖”とも呼ばれています。水質も良く、夏になると水遊びの客も多く訪れます。そんな美しい湖岸を見ながら、目的地のホテルへラストスパートをかけます。
■湖畔のホテルにて
湖岸を左手に見ながら歩くと、100m足らずでホテル入口が見えてきます。湖岸が予想以上に美しいこともあり、このまま水辺でぼ〜っとするのもいいかもと思い始めます。いかんいかん、目的を忘れては!
なんとか機会を作って、高くはないけどお金かけてここに来たのだと思い起こして、ホテルの玄関目指して進みました。情報では“飛び出しアマビエ”はホテル玄関傍にいるとのことですが、果たしてどのような状況になっているのでしょうか。
ホテル玄関を見ると、そこには情報の通り“アマビエ”が待っています。美しい湖岸に心を奪われつつありましたが、当初目的のアマビエに戻れて良かった(笑)。彼らに対面するため、更に玄関へ近付きます。
ここまで来てなんですが、彼らが「ろかたりあん」に該当するのかが気になるところです。ツッコミいれようとしている方も居られるかもしれませんが、そう、アマビエ達が立っているのは道路の「路肩」ではありません。それなのに…いいのか、このコーナーで取り上げても(汗)。
実はすでに「
道の駅たりあん
」で路肩外案件の紹介をしていて、その“既成事実”を盾に強行突破を図ります(笑)。あと、玄関は“ホテル敷地内”に当たりますので、きちんと撮影許可を得ておきましょう。
ホテルのロビーカウンターを見ると誰も居らず、呼び鈴を押すと事務所より女性の従業員さんが出てこられました。お仕事の手を止めてしまい申し訳なく思いつつ、撮影の申し入れすると快く許可のお返事をいただけました。お礼を述べて玄関前に戻り、早速アマビエの撮影に入ります。
アマビエは計2体設置されてます。うち記事で見たのは自転車に乗った方で、もう1体は2020年6月に作成された“先輩”とのこと。なぜ自転車アマビエなのかは
記事に書かれている
ので、そちらをご覧ください。
アマビエの裏側も撮影すべく回り込むと、何か微妙に違う…。顔がいつもの「とび太くん」ではないですか(笑)。その裏側も含め、目的の“飛び出しアマビエ”を撮影出来たことから、ホテルを後にすることにしました。
おっさんがいつまでもホテル玄関を独りうろつくと、さすがに怪しく見えるかもしれない。
■ホテルについて
Webサイト:
湖畔の宿
琵琶レイクオーツカ
湖が見える部屋でゆっくり過ごせそう。なお、飛び出し坊やについては、
ホテルのFacebook
で発信されてます。
■リゾート地での陰の民
美しい琵琶湖北湖の湖岸風景を堪能し、目的とした飛び出しアマビエも撮影出来ました。それで終了しても後悔しませんが、せっかくなので近江舞子周辺を探索しましょう。“仲間たち”はいるのかな。
この辺りは駅間距離が長いので、ひと駅だけ歩く基にしました。山科寄りにある比良駅を目指します。
さすがに飛び出し坊やも期待するほど登場しませんが、幸いゼロでもありません。ゼロではないものの、出会った彼ら皆が満身創痍の状態になってました。そんな「廃」状態になっていた彼らを紹介します。
まずはひとつ上に掲載した画像の、塗装も剥げかかった少年。
ビフォーアフター
の事例より、設置から十数年経過したように見受けます。雑草も絡まり、夏場には“
ミドレンジャー
”になるのかも。
そして今度は、路肩の草木の中へ突っ込む少年。恐らく先の少年と同じ時期に設置されたと推測しますが、草木の影になり直射日光を避けられたからか塗装の痛みは少なそう。
ところで彼は草木の中へ突進した後、どこへ向かおうとしているのだろうか。草木の奥に、ト●ロの家があるとか。
そして、この日後半戦で一番インパクトがあったと思っているのがこの少年。塗装や表面の状態は完全に満身創痍状態にあり、おまけに他の看板が貼られたことから“掲示板”扱いになっている。
更に少年にとって屈辱的なのは、貼られた看板が「飛び出し注意」のものであること。彼の、飛び出し坊やとしての威厳も尊厳も奪い去られています。ご愁傷様と申し上げたい…。
■今回の行程
結局この日は近江舞子駅から比良駅まで、一駅ながらも結構な遠回りしつつ歩きました。距離は稼いだものの、収穫できた飛び出し坊やはここまで紹介したもののみです。もうちょっと居て欲しかった。
まぁ、目的であったアマビエが撮れ、あわせて想定していなかった3体が撮れたので、十分だったと思う。今後も飛び出し坊や関連記事に目を通し、訪問し紹介ができたらと思ってます。
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