■旧中山道・栗東区間

以前に滋賀県内を通る旧東海道を“ろか探”しレポートを掲載していますが、同じく滋賀県を通る旧中山道においても探索を進めています。今回はそのうち、栗東市内で出会った飛び出し坊やを紹介します。

〔関連リンク〕ざ・ろかたりあん 旧東海道“ろか探”(1) 旧東海道を“ろか探”したレポート

〔関連リンク〕ざ・ろかたりあん 栗東的独特仲間達 以前に栗東で出会った仲間たちを紹介

栗東市内は旧東海道周辺も含め過去にも出会いがあり、「独自仲間達」としてレポートもしています。この探索でも楽しい仲間と出会えそうです。この時は先に示した地図の通り、守山市から草津市へ抜けるルートを歩いています。


■衝撃的な出会いから始まる

予め断っておきますが、この付近を歩くこと自体は初めてではありません。以前に見かけた飛び出し坊やが元気にしているのかの確認もあります。そういう中で、ショッキングな出会いがありました。

そこには上半身のみ放置された彼が…。3年半前に出会った際には別に悪いところも無く(上掲画像にて閲覧ください)、不幸にも“犯罪または事故”に巻き込まれてしまったのだろうか。残念に思います。

“残念な彼”がいたのが、JR栗東駅西側に位置する「綣(へそ)」という街です。全国的に「日本のへそ」を名乗る所は多いですが、地名での「へそ」は珍しいように思います。その街を抜けた先に待っていたのが…

画像に写っている、変顔をした彼です。きっと表裏で表情を変えているんだと想像しながら反対側を覗き込むと、目つきの怪しさに変化なし。これはもう逝ってますね。ガードレールの外に置かれたのは正解かもしれません(謎)。


■八幡宮の鳥居前

栗東区間になってから、衝撃的な出会いが続いています。「栗東的独特仲間達」で紹介した「乗馬とび太くん」や「の●太くん」もこのエリア出身で、後者の彼なんかも結構衝撃的だったように思います。

「目が逝った彼」の近くには八幡宮があり、鳥居の傍らに飛び出し“嬢ちゃん”が立ってました。こちらに向かって手を振っているようにも見えます。彼女が「地球に平和と喜びを…」の伝道師に見えてしまうのは、きっと気のせいですね(笑)。

えっ、ガードレールの端を蹴り壊したようにも見える？ところで、この壊れてるガードレールの端っこの正式名称は何というでしょうか(→こたえ)。


■住宅街ラストスパート

旧中山道の栗東区間は約1.8kmありますが、衝撃的というか福笑的な出会いが続いたこともあり、気が付けば草津市までの境まで約0.5km残すのみと。たかだか500mですが、さすが栗東市。やってくれます。

まず視線に入ってきたのが、飛び出し嬢ちゃんでした。何となく、女の子が描きそうな感じの顔立ちに見えます。裏も嬢ちゃんかと思い覗き込むと、虫の居所が良くなさそうなおじさんが立っていました。何をイラっとしているのだろう。

そんなおじさんに関わるとろくなことも無い(笑)ので、さっさと先へ進みましょう。次に見えてきた彼ですが、なんと顔の部分が真っ黒です。20年以上飛び出し坊やを見た中で、顔が真っ黒というのは初めてです。

こうなると、反対側がすごく気になります。覗き込むと…想像を裏切る、嬉しい結果がありました。反対側の彼は、完全に真横を向いた顔が描かれてます。実は“真横の顔”も20年間で見た記憶がありません。これも衝撃の1体となりました。


■宇宙へ飛び出すのか

個性的な飛び出し坊やとともに、どこかで見たキャラクターも登場してきました。登場したのはネコキャラ「キ●ィ」ですが、頭部外殻が絵より大きいため、ヘルメットをかぶっているように見えます。

裏が気になり覗いてみると、そこには「ス●−ピー」がいました。こちらも宇宙服ヘルメットをかぶっているように見えます。表と裏に、「ネコ」と「犬」を配しているのは良いチョイスだと思います。

余談ですが、宇宙服絡みで…“通信用ヘッドセットを組み込んだ帽子”のことをNASAでは「スヌーピーキャップ」と呼ぶそうです(参考：JAXAのページ)。これも把握のうえでス●ピー書いているとしたら、描いた方は宇宙兄弟っぽい方かも…って、知らんけど(汗)。


■草津市市境に到達

ス●ーピーと分かれた先で、草津市と栗東市との市境到達となりました。下記リンク先のレポート通り自治体による飛び出し坊や取組の違いもあり、以降は市販の飛び出し坊やしか見かけませんでした。

〔関連リンク〕ざ・ろかたりあん 山の手のイケメン 自治体による取組の違いを感じる例

この後は草津駅で電車に乗り帰宅しました。この日は旧中山道の“ろか探”を満喫することができました…が、実は少しだけ後日談があります。


■後日談〜街道脱線〜

たまたま栗東に向かうことがあり、せっかくなのでと旧中山道から住宅街を少し入り込んでみたところ、そこにも愉快な仲間が待っていました。所謂「画伯」が描かれたような絵の出来に感じます(笑)。

しかしポイントを抑えて描いているためか、表裏とも某有名アニメのキャラだと推測できます。主人公風なんて、隣にいる、これまた別の某有名アニメの主人公に咎められている風に見えます。

この日は、近隣で見かけたのはこの1体のみでした。

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