■秋の再訪もやむなく徒歩にて

2022年5月の訪問は時間的制約(1時間)があり、武佐駅から武佐小学校までの街道周辺に絞り探索を行いました。結果は「3体発見」となりましたが、ネット情報ではまだ多数の仲間が存在するようです。

後日に地図を開きながら捜査範囲拡大を検討し、近江八幡駅でレンタサイクルを借りて対象地域を巡る計画を立てました。訪問時期は気候が落ち着く、10月某日に設定しました。

ただ残念ながら、当日は自転車を確保できませんでした。団体さんの貸し切りになっていたようです。やむなく電車＋徒歩に切り替えましたが、時間を多くとっていたこともあり、ほぼ予定していたエリアをカバーすることができました。


■八風街道を八日市方向へ

まずは武佐駅から、八風(はっぷう)街道へ入ります。「八風街道」は、鈴鹿山脈の八風峠を越えて現在の四日市と近江八幡を結ぶ旧街道となります。同街道を武佐より八日市(東近江市)方面へ東進します。

街道は途中で国道を横切りますが、“卒業作品達”に出会てたのは国道を過ぎた先のこと。店舗脇の小さな交差点で、画像の彼を発見できました。

「とまれ」のシャツと青色のマントを身に着けたお猿さんのようですが、「とまれ」メッセージは背後の道へ訴えたほうが良さそうだと感じます。


■街道から住宅街へ

街道沿いということで、その後の出会いに期待したものの残念ながら結果が出ず、ついに東近江市との市境へ達しました。そこで向きを変え、周辺の住宅街を巡りつつ、小学校方向を目指し探索を続けます。

住宅街に入るとすぐに…ではありませんが、程なく白色のキャラクターが見えてきました。本日2体目の彼は、体を赤く塗りつぶすと某テレビ局のキャラクターっぽく見えそうですが、はたして。

〔関連リンク〕ふらろぐ 午は何処に？ 住宅街に入る前後で見かけた風景

住宅街といっても区画が全て住居で埋まっているわけではなく、ある区画では生えた雑草を羊が食んでいるなど長閑さを感じるところもあり、居心地は悪くなさそう。そう感じつつ、次の“作品”を探索します。

この住宅街で唯一のスーパーマーケットと思われる「KATAOKA」さんの傍に、ホームランバー(チョコ)に「止まれ」と記したようなメッセージボードを持った、抜かれた歯をデザインしたような彼がいました。文字が見辛いので、配色工夫して欲しかった。

「抜かれた歯を…」なんて記しましたが、二つ前の彼もそうだと思いますが、何か既存のキャラクターをモチーフとして描いているのかもしれません。ご存知の方が居られましたら、筆者へご一報願います。

ただ、次に見かけた「彼」は大丈夫。久々に伏字を用いる案件に出会えました。「スポンジ・ボ●」ですね。いきなりグローバルになりました。彼であれば、カーシャンプーまみれになって車にぶつかってきて欲しいかも？(謎)

〔関連リンク〕ふらろぐ あの有名坂を越える急坂が… 住宅内探索中に…こんな急坂が？

■名の知られたキャラ登場

ここまで八風街道沿いの末広町地区を探索しましたが、田畑が広がる中を突っ切って、旧中山道沿いの西生来町へ移りました。この地区を探索し、そのまま旧中山道を武佐駅に向かうことにしています。

早速出会えたのが、画像の彼。消火用ホース格納箱の上に乗っている、「おさるのジ●ージ」です。一つ前の彼より、徐々に絵の質が上がってきているように思えるのは気のせいでしょうか。

ボ●に続いてのグローバル著名キャラが続き、それまでの展開より少々困惑している筆者。次に登場するのは誰なんだと思っていたところ、ジャパニーズ・スーパーキャラクターが待っててくれました。

それが画像の「し●のすけ」。小学校卒業生が作成したものと思ってますが、絵のクオリティが前回や今回冒頭のものより確実に上がってきているように思います。実際、どうなんでしょう。


■帰路に見かけた悩ましい彼

結局、2日間をかけて発見できた「作品(と思われるもの)」は合計9体でした。全部で何体設置されたのかは不明ですが、ここで切り上げることにしました。武佐駅より電車に乗り、帰路に着きました。

駅へ向かう途中に。「作品」ではなく古参のものと思われる“微妙な”彼を載せておきます。ぱっと見は「ル●ィー」っぽいですが、かぶっているのが麦わら帽子に見えそうになく判断に悩むところですが、皆さんいかがでしょうか。