ろかたりあん
★ -66- 旧東海道“ろか探”(1) ★
 〜栗東より湖南へ〜 
撮影:2022 ⁄ 04 文面作成:2022 ⁄ 09 ⁄ 25
(最終更新:2023 ⁄ 02 ⁄ 12)

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ここでは…
栗東(りっとう)市の手原(てはら)駅を始点に、東海道を“ろか探”した時の様子を伝えます。東へ甲賀市水口方面を目指しますが、今回は道中の湖南(こなん)市・甲西駅まで散策しました。

■スタートの地、栗東・手原駅へ

筆者が現在住んでいる滋賀県南部には、旧東海道が通っています。東西軸の移動ルートのメインは当の昔に新幹線や高速道路に移ってますが、生活道として(抜け道としても?)車の行き来は少なくありません。

また旧東海道にはご存知の通り53の宿場がありますが、“宿場町”の機能は失いつつも道沿いに住居が立ち並び、今も人々が生活を営まれています。

そう、“交通量が多い+人が多く住んでいる+滋賀県”の組み合わせとなると、必然的に「飛び出し坊や」登場が期待できるわけです(笑)。実際これまでも、同じ旧東海道で栗東市内を徘徊した様子を取り上げてます。(文末のリンク先を参照)


その栗東市内徘徊時は、市内の手原駅がゴールとなりました。道はそこから東に続きますが、そちらは探索できずにいました。今回満を期してその未踏部分へ踏み入ることにし、4月上旬の決行としました。

ちょうど桜が咲き始めた頃で、飛び出し坊やを探しつつ、桜を愛でながらの散歩としましょう。そう思いつつ、本日のゴールを決めておく必要があります。

実はこの日は午前中に別要件があり、駅を出たのが午後となったため時間的余裕があまりありません。日が暮れる時間から逆算して、程よい距離にある湖南市の甲西駅をゴールに設定することにしました。



■旧東海道“ろか探”開始

草津駅で草津線に乗り換え、次の駅である手原駅に到着します。市内には琵琶湖線(東海道線)に市の名前を冠した“栗東駅”がありますが、この手原駅は市役所など市中心部の最寄り駅となります。

駅前のロータリーから続く“駅前通り”へ向かいますが、ロータリー内に設置された「東経136度の通る駅」と刻まれた“怪しげな腕の石像”が目に留まります。何故「腕なのか」は、本文末のリンク先を参照してください。

駅から離れ300m弱進むと、旧東海道との交差点に到着します。交差点角には文字の刻まれた石像と共に、早速“とび太くん”が待ってくれていました。これから進もうとする方角を向いていますので、道案内してくれるのでしょう(笑)。

交差点を左折し、旧東海道に入ります。


交差点より200m程で名神・栗東インターの高架道を潜りますが、そこから今回踏破する“未踏の部分”になります。前回見かけた“ソフトカバーに描かれたとび太くん”が、今も健在なこと確認できました。

このタイプはここ以外で見たことがなく、商品名や材質等は確認できていません。その辺りは、各自画像でご確認いただけるとありがたいです。前回の画像と比較してみると、少し色褪せてしまったように感じます。数年後の彼が心配になります。

なお、彼の裏側には誰も描かれていませんでした。


“ソフトカバーとび太くん”に別れを告げ、ようやく未踏部分へ足を踏み込みます。旧街道沿いのイメージにマッチした家々が並び、思ったより交通量は多くないもののそこそこ車両が通過していきます。

そして、やっぱりここはさすがの滋賀県!期待に応えるよう、街道沿いにとび太くんが配置されています。ただ今のところ出会うのはノーマルタイプがほとんどなので、画像撮影&掲載は代表のみにして後は割愛しました。



■栗東市域での出会い

ノーマルタイプのとび太くんが多数登場しつつ、“変化球”が登場してくれるのも滋賀県ならでは。「長徳寺」というお寺さん門前の横断歩道脇に“彼ら”の姿が見えたので、早速観察することにしました。

まずは、寺院名を刻んだ石塔のすぐ脇にいた彼女から。赤い帽子をかぶった彼女、胸の部分には、「交通安全」と手書きで記されています。彼女の裏側には、胸に「注意」と書かれた服を着て赤い帽子をかぶる男の子が描かれてます。デザイン的には既製品で見かけるものなのですが、赤い部分は色褪せからか後塗りされた様です。

そして道路を挟んだ反対側にいた“彼”に視線を移すと、彼は“飛び出し坊や 兼 旗入れの手上げ少年”でした。表裏で微妙にデザインを変えてくれているのも嬉しいです・


さらに先へ進むと、街道沿いの雰囲気を残す屋敷の前に一人立っているのを発見。実はストリートビューで予習済みだったりするのですが、無事実物に出会えて一安心。遠目にキャラが判別できますか?

これはどう見ても、“バ●ボン”でしょう。外観のベースは見ての通りとび太くんなのですが、ペイントでいい感じに仕上げられているよう思います。表が“バ●ボン”ということは、裏側はパパかママか、はたまたハ●メちゃんになるのか気になります。

期待に胸を膨らませつつ(予習してるだろうって?)覗き込むと、そこに居たのは想像を裏切る、星条旗柄の服装を着た満面の笑みをたたえた少年でした。その笑顔が見れて、良い意味で裏切られたと感じています。



■路肩の黄色が気になる

ところで先程のバ●ボンの辺りから気になってますが、路肩の歩行帯路面が黄色に塗られています。子供が多く登下校する道で、歩道が設置されていない区間で緑色に塗られているのは良く見かけます。

ドライバーに注意を求める意味で黄色にしたのかなと自分なりに解釈して進むと、今度は道路を渡る形で“2本の点線に挟まれた「つうがくろ」”のペイントがありました。なぜ普通の横断歩道ではないのだろう。

この2点について理由があると思うのですが、残念ながら確認はできていません。ちなみにこれらは同じ旧東海道上でも、この後に通った湖南市や甲賀市では見かけませんでした。



■懐かしさを感じつつ

旧街道を歩くと、いろいろ時代を感じるものも目に入ってきます。例えば画像の、用水路から飛び出してきたように見える彼。今は他では見かけることが少なくなり、懐かしさを感じてしまいました。

建物の外壁に取り付けられた看板も然りで、定番のキンチョールなどの看板も良い味わいを出していました。この類の看板を集めたWebサイトも多くあるようなので、検索・閲覧されるのも面白いと思います。

そして怪しい骨組みの看板が見に入りますが、警官の制服にある反射ベルトを模したものだとご存知の方も居られると思います。今はこのような看板も見かけることも少なくなり、こちらにも懐かしさを感じます。



■石部宿での出会い

前述“警官”辺りで街道沿いに続いた人家が途切れ、名神高速と交差するあたりで栗東を抜け湖南市域に入ります。この辺りのネタ2件をブログで紹介してますので、本文下部掲載のリンク先を参照して下さい。

湖南市に入りたどり着くのが、“石部宿”です。東海道五十三次の51番目の宿場であり、前後の宿は草津と水口となります。

市境で途絶えていた人家が石部に入ると復活してきて、飛び出し坊や登場の期待も高まってきます。ところで、いつの間に路肩の色が緑になったのだろう。



期待しつつ歩くと、裏切らないよう2体登場してくれました。石部の観光施設である「田楽茶屋」前に待ち構えていたのは、動物(タヌキ?)のものと、街道を急いでいるであろう旅人の飛び出し坊やでした。

ネット情報で確認したところ、地元の石部中学校で、2021年に生徒会が15体作成したそうです。2020年よりクラウドファンディングを立ち上げてのプロジェクトだったようで、もっと早く気付いておけばよかった。生徒や関係者の皆さんのご努力に感謝します。

改めて機会を作り、石部を訪れ残りの飛び出し坊やを探したいと思います。


■甲西駅ゴール

その後は何体かの標準とび太くんを見つつ、ゴールである甲西駅が近付いてきました。コロナ禍の元で久しぶりに長めの距離を歩いたことから足の疲労がたまり、とにかく駅へと歩を速めました。

そしてやって来た電車に乗り草津方面へ向かったのですが、疲れから帰路を急いだばかりに、駅周辺でひとつ確認漏れをしていたことが帰宅後に発覚しました。以降は(2)をご覧ください。

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