ろかたりあん
★ -67- 旧東海道“ろか探”(2) ★
 〜湖南の三雲にて〜 
撮影:2022 ⁄ 04 文面作成:2022 ⁄ 10 ⁄ 23
(最終更新:2023 ⁄ 01 ⁄ 28)

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ここでは…
湖南市の甲西駅より再開した、旧東海道を東へ巡る“ろか探”で出会った飛び出し坊やなどを紹介します。まずは前回訪問時の「確認漏れ」対応からスタート。

■前回の“宿題”解消へ

前回訪問から間髪をいれず戻ってきた甲西駅。前回に同駅をゴールにした際に確認を漏らした“宿題”が気になり、平日1週間を悶々とした気持ちで過ごしていました。その「確認漏れ」とはいったい…

実は今回の“ろか探”予習でGoogleストリートビューを確認していた時に、道中にド●えもんの飛び出し坊やがいるのを発見してました。“歩けばわかるだろう”と彼の居場所を控え損ね、道中での発見へ繋げられませんでした。

帰宅後に気になり改めて居場所をストビューで確認すると、何と旧東海道から甲西駅方向へ折れた交差点だったことが判明しました。恐らくゴールが目の前だったことから気がそっちに向かい、周辺観察が疎かになていたのでしょう。


以上のことから前回より間髪入れず、旧東海道“ろか探”を再会することにしました。起点はもちろん甲西駅で、満開の頃を迎えた桜を愛でつつ、道中での飛び出し坊やとの出会いに期待します。

さて、再開するには“どこまで歩くか”を決めておく必要があります。隣接する駅は“三雲駅”ですが、それより東側は地図によると住宅街が途切れ気味になり、三雲駅周辺で立ち寄りたい場所もあることから、同駅をゴールにすることとしました。距離びすると、おおよそ前回訪問時の半分ぐらいのようです。


前置きが長引いたので、とっとと再訪当時の話に入りましょう。まずは“確認漏れ”の交差点で、“宿題”の確認から。該当箇所を確認すると、彼がいた標識は健在なものの“彼”の姿が見当たりません。

ストビューをよく見ると彼が写っているのは2012年頃の画像らしく、“いない”という事は恐らく撤去された来へ帰ったのかもしれません。

彼と出会えると期待したことから結果に落ち込み気味となりましたが、近隣で見かけた湖南市の「ニャン度でもお越し下さい」看板に癒され元気が出ました。

同市は“滋賀県こにゃん市”でPRを図っており、公式キャラ「こにゃん」も頑張っているようです。


気持ちをリセットし、新たな出会いへ向け旧東海道を歩みます…が、思ったほど出会いがありません。まぁ花見や運動不足解消も兼ねているので、出会いの有無はあまり気にしないようにしましょう。

とは言え、さすがに飛び出し坊や誕生の地“滋賀県”。出会いが全くないわけではありません。朽ち果てようとしている木製の彼と、当面は朽ちそうに思えない市販品の彼とのコラボ(?)など、地味ながらもそのお姿を見せてくれます。

突然ですが、ここから話を脱線させます。実はこの先に“道ネタ”がありまして、ここで一緒に紹介したく旧東海道を更に進みます。



■タイムトンネル?

早速“道ネタ”が、進行方向に見えてきました。引き続き野洲川沿いの平地を進んでいるのですが、いきなり目の前にトンネルが登場します。これは、天井川である“大沙川”を潜り渡るための隧道です。

その隧道に気を取られつつも、その手前、道路路肩に小さく見えている“彼”の姿があるのを見逃しません。あれはもしや、今回スタート時に見つけることができなかった“彼”ではなかろうか。そう思うと、少し歩くスピードが速くなった気がします。


ああ、思っていた通り“彼”(ド●えもん)でした。本日の“大物”収穫無しを憂う彼が、タイムマシンでやって来てくれたのでしょう。そう思うと、後ろの隧道がタイムトンネルのように感じてしまいます(笑)。

彼の足元には「とび出し注意!」の文字と共に、「地域クボタ会」と書かれています。軽く調べたところ株式会社クボタの社会貢献活動によるもののようで、同社の事業場が湖南市内にあることから、過去に飛び出し坊やを設置されたものと推測しています。

ただ同じ市内でも場所は旧東海道からかなり離れていて、今回の散策途中で事業場を見ることはありませんでした。


というわけでド●えもんに気を取られてましたが、実は彼の少し後ろでもう一人路肩に立っています。“彼”と書いたものの、いったいあなたは誰ですか?見た目は、洋梨に手足が生えた感じです。

裏側も同じキャラが描かれていて、違う部分を挙げると靴下(もしかしてブーツ?)の色の違いと文言あたりでしょうか。絵の感じより“飛び出し注意”ではなく、落石ならぬ“落梨注意”に見えてしまいます(笑)。こちらも「地域クボタ会」設置とのことで、彼が農作物キャラであることも納得できるかも。


姿を見せながら主役の座を奪われていた隧道ですが、「大沙川(おおすながわ)」という天井川を潜ります。隧道の築造は明治17年(1884年)のようで、興味のある方は隧道系サイトを参照してください。

奈良時代に滋賀県南部の山々において、奈良の仏像寺院等を造営するために山肌の木々が切り倒されました。地肌がむき出しになった山から土砂が流れ出し、河川域に積もっていったことから、この辺りは天井川が多く生じたそうです。

大沙川もそのひとつであり、近くを流れる「由良谷川」も天井川であるため隧道で渡ってます。ちなみに隧道ができる前は、川を渡るために川の土手を“登山”していたそうです。



■三雲で旧東海道を逸脱

引き続き旧東海道を歩みましたが、先に記した「三雲駅周辺で立ち寄りたいところがある」の場所が近付いたので、一旦旧東海道から離脱しました。用件は「ビフォーアフター」ページ画像の撮影のためです。

「ビフォーアフター」ページへ本文下部のリンクから辿っていただくとして、そのページで登場しているキャラが途中の県道で早々と出迎えてくれました。彼に見送られながら現地に到着し、以降の様子が先のページに記載した内容通りとなります。


道中で、少し朽ち始め気味ではありますが、子供達が描かれた飛び出し注意板が多数設置されていました。気に入った画像5枚をツッコミつつ掲載してますので、右の画像をクリックしてみてください。

“寄り道”以降は三雲駅へ向かって終わりにしようと思っていたが、楽しい子供達に出会えて和ませてもらいました。紹介した5枚のうち、筆者が一番気になっているのは最後の彼女。シュートは決まったのでしょうか(着目点違う)。


■出会いが続く三雲、〆は…

子供達の看板で和みつつ、三雲駅へのラストスパート。住宅街を散策しつつ不審者と見られない程度に路肩周辺を確認する中で、とあるごみ収集場にて違和感を覚えたので確認することにしました。

すると満身創痍なム●ミンっぽいキャラが、収集場脇に横たわっているではないですか。朽ち具合から推測すると、作られてから10年以上、20年近く頑張ってくれたように思います。

恐らくこのまま収集されず残る(ゴミは自治体の指定通り出しましょう)よう思われますが、その後彼はどうなったのでしょう。気になります。


「寄り道」のため旧東海道から逸脱してるので、最後に旧東海道の未踏破区間へ向かいます。ここで手を抜くと、今回冒頭に書いた“宿題”の再発となります。ということで、旧東海道へ合流します。

旧東海道を歩くと、右の画像に写る小学生風の飛び出し坊やを発見。ピースしながら、短い脚で歩く彼。上半身と下半身の“向き”に違和感があるのは気のせいでしょうか。

あと、「スピード危 安全運転」と書かれたのは手提げ袋風のものが、シルバーで縦長長方形というフォルムより、“出前箱”に見えてしまうのは筆者だけでしょうか。


もし未踏区間の確認をサボってたら、上掲“小学生”が宿題で残るところでした。踏破後は別ルートを辿り、途中で遅い昼ご飯をいただいた辺りは「ふらろぐ」にも投稿しています(本文下部にリンクあり)。

ようやく三雲駅が近付き、駅前通りと旧東海道との交差点にい到着。せっかくなので探索予定外だった水口方面を覗き込んでみると、なんと交差点すぐ傍にド●えもん発見。隧道傍で見かけたものと同じ、地域クボタ会ご提供のものでした。

実は途中の住宅街でも彼を見かけ画像掲載(上の、次画像)してますが、設置環境から“注意文言”を「(水路に)飛び込み注意」に変更した方が良いように思いますが、みなさんどうでしょう。



■三雲駅到着

というわけで、三雲でウダウダと寄り道しつつ三雲駅到着となりました。ここから草津駅行きの電車に乗って、帰路につきました。前回もそうですが、旧街道沿いは何かと出会いが多く満足できました。

さて、当然ですが旧東海道はまだ東へ伸びています。今回は三雲をゴールにしましたが、以東はどう散策するのか策を練たいと思います。沿線の状況(住宅等の有無)や訪問時の気候(夏の日陰有無)などを考慮し、自宅に戻ってから考えることにしましょう。

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