ろかたりあん
★ -63- ビフォーアフター03 ★
 〜湖南市三雲のみなさん〜 
文面作成:2022 ⁄ 05 ⁄ 04
(最終更新:2023 ⁄ 01 ⁄ 22)

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ここでは…
設置から十数年経った飛び出し坊やがどのようになっていくのかを、いくつか時系列に画像を比較して紹介しています(時おり状況更新あり)。03では、滋賀県湖南市での案件を掲載してます。
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■三雲で出会った彼らの今は

「三雲」については後程紹介しますが、過去(2003年)にその地で飛び出し坊や達を撮影しています。他のページで紹介できていませんが、過去にサイトのトップページへ画像掲載したこともあります。そんな彼らのその後が気になり、近くを通る機会があり現地へ向かうことにしました。

今回は、その結果を紹介します。「見かけなくなった」という話ばかりではありませんので、少し期待してください。


■三雲についての紹介

滋賀県湖南市西部にある三雲地区は「猿飛佐助のふるさと」といわれています。Wikipediaには「三雲佐助賢春が猿飛佐助のモデル」説が紹介されていて、三雲氏の居城だった三雲城が同地区にあります。

2003年に草津市から甲賀市(当時は水口町)方面へ車で向かう途中に、この地で多数の飛び出し坊やを目にしました。道路に駐車スペースがほとんどない中、短時間だけ路肩に車を停めて3枚ほど画像を撮影することができました。そこに写った彼らが今回の主役となります。


今回は「ビフォーアフター」掲載のため、前回との画像比較を念頭に撮影アングルを当時と極力合わせたく、当時より駐車時間が多くなりそうです。通行車両への迷惑もありますし、危険な行為でもあります。

よって今回は車での訪問を諦めて、別途紹介の旧東海道散策も兼ねて、電車と徒歩で三雲へ訪れたのでした。2003年に見かけた彼らのもとへ19年ぶりに向かいましたが、そこで待っていたのは…


《1箇所目》橋のたもと

1箇所目は、道路が川を渡るところ。橋の欄干から続くガードレールの支柱に、幼児風の飛び出し坊やが立っています。今回同じ場所をほぼ同じアングルで確認すると、大きく変化していることがわかります。

幼児クンが立っていたガードレールが彼ごと1スパン撤去され、横断歩道が新設されています。居なくなった彼に代わり、やや後方に女の子が立っていますが、こちらも相当の年数が経ったのか痛々しい状態です。次の後継者が…と思うところですが、後方の交差点に信号機が設置されたこともあり、後継者不要となるのかもしれません。


《2箇所目》カーブ途中の合流点

2箇所目は右カーブ途上、左後方から道路合流する箇所のガードレール支柱にピ●チュウが立っています。こちらも1箇所目と同じように、ガードレールの一部撤去と共に姿を消したように見えます。

残ったガードレールの支柱(ピ●チュウがいた支柱の1スパン後ろ)に後継の男の子がいますが、こちらも痛々しい姿になっています。ここはガードレール切れ目のため人の飛び出しが想定され、彼の後継者が居て欲しいように思います。それにしても周辺は住宅も多く建ち、19年で風景も大きく変わってしまいました。


《3箇所目》カーブ途中の怒涛の出現

ここは2箇所目より少しだけ東に移った場所で、右カーブは2箇所目より続いています。手前の男の子を先頭に多数の子供たちが登場するこの画は、現時点で当サイト旧URLの画像にも使用しています。

再び同じ場所に立つと、前回撮影時にはなかったアパートが道路脇に立っています。住人と思われる方の会話が耳に入ってきますが、気にせずに路肩を見ることにします。ここも当時立っていた子供たちが居なくなっているようで、なおかつ後継者もいないようです。ただここに関しては、カーブの奥の方も確認しておきたいと思います。というのは…


先の画像では写りが小さいため見過ごしてしまうのですが、手前に写り目立っていた男の子など3体に続き、奥のガードレールにも3体の子供たちが立っているのです。そこも含め現状と照合すると…

3体のうち真ん中の幼児風の彼が、当時のままで残っていました。これは嬉しい。おまけに、他の2箇所で見た後継2名より“痛々しさ”は少ないような印象です。当時の飛び出し坊や達は全滅しているだろうとも思ったほどですので、残っていたことに感動を覚えました。

これで2003年に撮影した3か所すべての確認が終わりとなりましたので、任務完了ということでJR草津線・三雲駅へ向かいました。



■世代交代となるのだろうけど

外で風雨にさらされ、材質も朽ちやすい木材であることが多い彼ら。やはり20年近くが経過すると、姿を消してしまうのはやむを得ないのでしょうか。その中で“生き残り”に出会えるのは感動です。

一方で19年前の彼らの遺志を引き継ぐ形で設置された“後輩”ですが、そちらも一部破損するなど、痛々しい姿になりつつあるよう感じます。先代がいなくなり、現世代も朽ちるとなると、道路の安全を見守る後継者はいなくなるのかと心配してしまいます。

新たに設置される場合は恐らく“市販品のもの”になると思われ、その場合は材質がプラスチックや金属のため長く安全を見守ってくれるのでしょう。ただ私個人的には没個性と感じてしまうのですが、それは贅沢なのでしょうか。


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