■草津市周辺の“彼ら”

飛び出し坊やの世界において、少なくとも滋賀県で圧倒的な存在感を示している「飛び出しとび太くん」。今回挙げている草津市においても、普通にとび太くんが路肩で交通安全を訴えている姿を目にします。

ただ草津市周辺(栗東市や野洲市など)を散策をすると、上記画像に写っている“とび太くんではない彼ら”をよく見かけます。彼らはいったい誰だろう。

ネットで調べてみたものの、今のところ名前や製作元などの情報にたどり着けていません。とりあえず「草津のとびぼうくん」(とびぼう)と呼んでおきましょう。

そんな“とびぼう”の、散策途中で出会った楽しいみなさんの姿を紹介していきます。


■とびぼう分身の述？

まずは草津市内の、国道の交差点で見かけたとびぼう君。表情などは普通(基準：最初の画像の彼)ですが、何故か３名が横一列に並んで立っています。三つ子？分身の術？近寄って観察してみましょう。

ちなみにここを通る国道は草津市と大津市を結び、道幅は片側２車線あり交通量も多い道です。

交差点には信号機がありますが、国道上には横断歩道が設置されていません。代わりに国道横断用の地下通路が設けられており、歩行者はそちらを利用します。彼らに逢うため、筆者もその通路を通ります。

彼らの傍に到着し、早速観察します。彼らはパイプガードに寄り添う形で立っていて、彼らの真下には今通ってきた地下通路が通ってます。通路口から彼らを見上げると、“空を駆ける姿”となり癒されます。

三つ子は彼らだけかなと思って交差点周辺を見回すと、国道と交差する道を挟んだ反対側にも別の３名が居るのを確認できました。交差点の他の角には彼らを見かけなかったので、この交差点は“三つ子が二組”いることになります。計６名で力を合わせ、末永く交差点通行者を癒して欲しいと思います。


■変顔で目立とう精神

次からは、上で紹介した“三つ子”とは日が異なります。国道から少し離れた、同じ草津市内の住宅街を通る道。小さな交差点に立つ彼に気付きましたが、顔の表情に違和感があり確認したところ…

誰が見ても某国民的ヒーローである“パン顔キャラクター”と顔立ちが似ているのですが、皆さんいかがでしょうか。そう見せかけて、実は同じ作品で登場する“ジャ●おじさん”だったりして(笑)。いずれにしてもよい表情をしているので、癒されてしまいます。

こういう独特な顔立ちをしている飛び出し坊やがいると、やっぱり“裏の顔”も気になってしまいます。彼の様子を見ながら横を通過し、振り返って彼の“裏の顔”を確認します。すると、そこにあったのは…

表の顔とは異なり、とびぼう標準の顔をしているものの、微妙な表情となってました。実は筆者が知らないだけで、何かのキャラクターを模しているのかもしれません。ご存知の方はメール(送信フォーム)頂けるとありがたいです。

彼の登場により、“この周辺は表情豊かな「とびぼう」が他にもいるのでは”と期待を膨らましてしまい、しばし住宅街を進んでみることにしました。果たして期待通り、楽しい仲間に出会えるのでしょうか。


■諦めかけた時に

期待し散策したものの、残念ながら他に個性的な表情したとびぼうには出会えませんでした。諦めそうになったその時に、住宅街を出た先にある名神高速の跨道橋脇で、気になるとびぼうに出会いました。

目も口も、一本線で描かれた彼。単に寝ぼけている表情なのか、それとも漫画の某国際的スパイナーみたいな冷静な性格が表情に出ているのでしょうか。

いずれにしても、飛び出しそうな表情には見えません。むしろ彼の背後にあるネットに絡まってしまい、脱出を諦めたっぽい表情にも見えます(笑)。さて、実際はどうなのでしょうね。

さて、彼の“裏の顔”も気になりますので確認しましょう。起きているのかなと思いつつ振り返ると、お目めぱっちりの、飛び出しの意思が旺盛な(?)表情になってます。表と裏で大きく表情を変えたのはナイス！

この跨線橋を渡った先には、名神の草津パーキング(PA)へ外側よりアクセスできる入口があります。なお、別レポート「草津のチャレンジャー達」でも、この入口からお邪魔し画像撮影しています。せっかくここまで来ましたので、PAに立ち寄ることにしましょう。

■ここには大御所が

「草津のチャレンジャー達」記載通り、ここには高速道路で唯一と思われる飛び出し坊やが存在しています。ただ今回テーマの「とびぼう」ではなく、滋賀県が全国に誇る「とび太くん」が勤めています。

ちなみに、画像で彼の背後に見えるのが先程渡ってきた跨道橋になります。草津では“一般道が「とびぼう」、高速道路が「とび太」が受け持つ”と分担しているのかも”と妄想しつつ、PA売店で購入した“近江牛コロッケ”をいただき今回の散策を終えたのでした。