■大津に、草津エリアを加え観察

大津市内を巡った第2弾に引き続き、第3弾も大津市内と、新たに草津市を加え、散策し観察した「仕事中」の飛び出し坊やを紹介します。


■こっちこっち

この「仕事中」シリーズに、何度も登場するJR石山駅周辺。単に筆者の最寄り駅ということで必然的に散策頻度も高くなるわけですが、それにしても結構「仕事中」の“彼”をよく見るような気がします。

駅近くのあるビルの前を通った時に、ビル１階にある開店前の飲食店入口に人影が…。そう、恐らくお仕事前であろう“彼”がスタンバイしていました。見たところ彼には店名の記載は見当たらず、さりげなく店の前に立ち、“彼の存在感のみでお店に人の目を引きつけさせる”お仕事なのかなと思われます。今度機会があれば、開店時のお仕事状況を確認してみましょう。

今度は石山より瀬田川を下って、大石にあるいちご直売店へ。道路沿いに立つのぼりに誘われて駐車場に目をやると、駐車場奥で仕事中の“彼”が目に入りました。「コチラ」と書かれた看板を持っています。

左横の看板に「直売所」と矢印の記載もあり、彼の仕事は来訪者へ敷地内案内のようです。既にお店の敷地内に入っているのだから、店名PRのお仕事までは不要と判断されたのでしょうか。誘導案内のサポートに徹し、さりげなくお客さんを売り場へ案内してくれてる彼でした。

■見た目は本業中

瀬田川沿い走る、通称「夕照の道」の路肩に立つ“彼”。左隣を歩くご年配の方と、いい雰囲気を醸し出しています。彼の右隣には「COFFEE PIZZA」の看板があり、彼との関連性が怪しまれます(笑)。

間近で彼を見ると胸元に「フクバコ」の文字が入り、看板にも「fukubako」と記されてます。やはりそうかも(笑)。ただ店名が書かれているものの、ぱっと見は普通に「飛び出し注意」の本業真っ最中のようです。本業の傍らに、さりげなくPR仕事をしている状況なのでしょう。民家風のよさそうなお店ですが、相変わらず訪問できずじまい…。

今回ラストは滋賀県草津市。散策中に、とある事務所らしき場所の駐車場で見かけた“彼”。別に屋号等も記されておらず、本業に徹していると思われます。しかし、何故か彼の背後が気になります。

確認のため近寄ると、かなり小型のとび太くんが立っていました…というか、小さな木に立てかけられていました。彼の脚には「あいびーつ」の文字が記されてますが、これはもしやこの事務所の屋号でしょうか。実は、「あいびーつ(放課後デイサービス)」という名の福祉サービスを提供しているところだそうです。さりげないPRですが、“彼”がサービスの存在に気付かせてくれました。グッジョブ！


■ぼちぼちと

というわけで、今回も散策により副業にいそしむ彼らを見付け紹介することができました。しかしさすが滋賀県でも、「犬も歩けば…」みたいに沢山は見付かるわけではありません。ぼちぼちと散策し、適度にネタのストックが溜まり次第、次のページを作っていきたいと思います。数年かかるかもしれませんが、ご期待ください。

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