十二沢橋(じゅうにさわはし)
−長野県山ノ内町−
訪問:2007 ⁄ 08 ⁄ 10
文書作成:2021 ⁄ 07 ⁄ 23 (最終更新:2023 ⁄ 07 ⁄ 29)
◆概要◆
国道292号、長野市より国道最高地点
である「渋峠」へ向かう途中にあるループ。
オリンピック道路と呼ばれています。
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ミニループ、番外編
◆レポート◆
■オリンピック道路
今回紹介するループ「十二沢橋」がある国道292号は、国道の最高標高地点として名高い「
渋峠
」を有します。標高2172mにある同峠を目指し、長野県中野市より山裾から高度を上げていきます。
途中には観光地として名高い「志賀高原」があり、その手前に目指す「十二沢橋」があります。中野市街地から概ね10キロ弱の所にあり、ほぼ360度回転しながら橋で谷間を越え高度を稼ぎます。
ループを含むこの区間は「オリンピック道路(志賀ルート)山之内バイパス」と呼ばれており、1998年に行われた長野冬季オリンピック開催に向けて建設されました。区間は十二沢橋を中心とした8.4kmとなり、開催年の8月30日に開通しました。
競技会場への重要や輸送ルート確保(
JOC関連ページを参照
)というオリンピック関連道路ということも鑑み、本レポート掲載について、23年ぶりの日本開催となる東京オリンピック開会式開催日に設定しました。
橋の銘板で
名称を確認
ループ中央に
旧道跡が見える
航空写真より
旧道位置を確認
■ファーストコンタクト
筆者はこのループへ、2001年の旅行途中に訪れました。目的地の関東方面へ関西から長野経由で行こうということになり、サイトネタ収集の希望より本ループを経由地のひとつに設定したわけです。
長野市で前泊をした私たちがまず向かったのが、同市にある「
真光寺ループ
」です。ループ撮影では駐車スペース確保で少々時間要しましたが、何とか撮影を行うことができました。
この頃はGoogle StreetView開始前(2007年より順次拡大)ということで、事前の現地情報を今ほど得にくく、駐車スペース確保は運次第という状態でした。
次も何とかなると楽天的に考え国道を走ると、目の前にループの大きな橋が見えてきました。その先にある左カーブを旋回すると、木々の間を抜けて先ほど見た橋上へ至ります。
そこまでは良かったのですが、恐れたことが…停車スペースが見当りません。時間や心理的な余裕も無く、残念ながら撮影は別の機会に譲る判断としました。
ループ全景
旧道も見える
ループを走行
美しい夏の空
■6年ぶり再訪
当ループに思いを残しつつ、日々の仕事や生活をこなし迎えた2007年。仕事の赴任で新潟に居を構え、ループのある長野県も日帰り圏内となりました。あとは行くきっかけのみです。
この年は夏季休暇を家族より1日早く取得でき、これ幸いとループへ向け自宅を出発しました。同じ長野県内にある「
中曽根大橋
」に立ち寄りつつ、時間と心に余裕を持たせつつ「十二沢橋」へ向かいました。
この時はまだStreetViewの恩恵を受けられなかったので、後続車が来れば道を譲るなど、停車場所探しができるよう気を使いました。その甲斐があり、路肩に小さな駐車スペースを発見。6年越しの念願となる、ループ撮影を行います。
あいにく木々が邪魔し、ループ全体が見渡せません。ループ弧内を横切る道跡は、航空写真によると旧道のようです。旧道にはヘアピンカーブがあり、オリンピック輸送に難があると判断されたのでしょう。
時間的には“ひと時”でしたが、一通り撮影を終えたことと、夏の暑い日差しを避けたかったことから、あっさりと現地を後にしました。
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