★ 麦草峠(長野県) ★
−国道「2位」探訪(高い所)−
文面作成:2019 ⁄ 01 ⁄ 20
(最終更新:2019 ⁄ 01 ⁄ 20)
国道の「高い所、第2位」探訪
「道」系サイトでよく見かける「1番●●な国道」。当サイトでも過去に同様ネタを扱っていたが、他サイトと少しだけ違ったことをすべく、「
2番目(2位)を紹介
」としたのが本コーナー。
今回紹介するのは、「2番目に(標高が)高い所を走る国道」。栄えある第2位の座に輝いたのは、
長野県にある「麦草峠」である
。
「麦草峠」の場所
レポートリスト
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■先立って1位と3位を紹介
「麦草峠」の話に先立ち、国道高所の「1位」と「3位」について、ここで簡単に触れておこう。共に「麦草峠」と同じく本州の中央部分に位置し、観光地が近い。
【1位】
国道292号の
「渋峠」
で、標高が2172m。麦草峠と同じ長野県にあり、白根山ほか観光地も近い。
【3位】
国道120号の
「金精峠」
となるが、こちらはトンネルで通過。標高は1840m。栃木県は中禅寺湖の奥、奥日光にある峠である。
■国道299号・麦草峠
そして、本題の「麦草峠」である。国道299号上、長野県茅野市と同県佐久穂町の間にある。蓼科山(標高2531m)から八ヶ岳(標高2889m)へ南北に連なる峰を越え、峠の
標高は2127m
となる。
実は1992年まで、麦草峠が「高所1位」だった。しかし当時有料道路だった「志賀草津道路」が無料・国道292号化され、“
渋峠の1位奪取
”となった。そのため、麦草峠は2位に甘んじることとなった。
■高原の観光地沿いを抜ける
2009年8月に長野県千曲市にある「冠着橋」を訪れた筆者は、麦草峠を訪問するため白樺湖経由で同県茅野市へ。国道152号から市道経由で国道299号に合流し、そのまま麦草峠を目指した。 なお、画像の交差点において標高1022m(地理院地図より)となるため、
峠との標高差1125mをこれから車で上る
ことになる。
前段で記した通り白樺湖は先程通過した筆者だが、国道沿いの案内板が筆者を再び白樺湖観光へ誘おうとしている(笑)。
悪いが今日は「道活動」優先の日だ
。右方向、麦草峠を引き続き目指す。 道自体は2車線が続き、特に狭いまたは急カーブ多いような区間も無く、気持ちよく運転することができた。
急カーブまでは至らないものの、カーブは適度にあり程良いワインディングロードが続く。道路沿いには「メルヘン街道」という道路名標識と共に、
標高が記載された標識があるのに気づく
。 この時点で標高1300m。その先車を進めると、標高の表記が増えていく。
どこまで上ったのかが数字で実感できてうれしい
。
ワインディングロードも峠が近づくと直線基調となってきた。標高1125mからの峠道は「深い谷に分け入り狭くクネクネ」イメージとは異なり、開放的なドライブが楽しめたように感じた。 そして
目的地の麦草峠へ到着
。最後がなだらかな坂道だったこともあり、正直なところ
数字ほど標高の高さを感じられなかった
。峠で一休みして、佐久穂方向へ峠を下ることにした。
2009年訪問時も帰りは峠より東進したが、画像は2002年訪問時に撮影したものを使用している。
東側も基本的にはワインディングロードだが、西側に比べて若干カーブがきつめに感じた
。 途中には「白駒池」への案内看板もあったが、国道沿いの駐車場に車を停めて歩く必要があるとのこと。「道活動」優先なので、ここもパスしてしまった。
やがて、佐久穂町八千穂(合併前の八千穂村)で国道141号と合流。ここで標高は790mとのことで、標高差1337mを下りてきたことになる。東側にも標高を記した標識があり、画像のものは900mと記されていた。
そういえば2002年訪問時は、前日夜に車がパンクし、
麦草峠へは非常用タイヤで臨んでいる
。さすがに非常用タイヤでの長距離走行は無理なので、
峠を早々に切り上げカー用品店へ向かった
という悲しい事件があったのだった。
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