真光寺(しんこうじ)ループ
−長野県長野市−
訪問:2001 ⁄ 08 ⁄ 14
文書作成:2021 ⁄ 11 ⁄ 03 (最終更新:2023 ⁄ 07 ⁄ 29)
◆概要◆
長野市の北西にある、浅川沿いにある
県道戸隠高原浅川線に設けられたループ。
浅川ダムの高低差を解消します。
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ミニループ、番外編
◆レポート◆
■向かう先のダムはいったい
今回紹介する「真光寺ループ」は概要に記した通り、浅川ダムの高低差解消を目的としています。今回はいつもと異なり、ダムの話から入ります。
2001年に現地訪問した際にダム完成予想図入りの看板を目にしているものの、ダムの工事をしている雰囲気は感じられませんでした。ダム本体より付け替え道路が先に完成するパターンは承知してますが、たいてい両者は並行して工事を行っていると思います。
後に調べると、やはり工事は行われてなかったことがわかりました。2000年に工事契約締結した本ダムは、翌年に知事就任した田中康夫氏の「脱ダム宣言」により建設中止に追い込まれたとのことです。訪問時はまさにその時期だったわけです。
その後ダム建設が容認され、2010年に本体建設開始、2017年に運用開始となっています。ただ、問題はこれで終わってないようです。
ループ名を
記した標識
工事看板に記載の
浅川ダム概要
ループとダムの
位置関係
■あの水害の話
ダムの話が続きますがご容赦ください。完成した浅川ダムを流れ出る「浅川」はその後、北長野駅付近より北陸新幹線と並走し千曲川へ合流します。その合流箇所付近にあるのが、
北陸新幹線の車両基地
です。
同基地は2019年10月に、河川氾濫による新幹線車両水没したことを記憶されてる方も居られると思います。水位上昇した千曲川に浅川の水が流れ込めず、周辺にあふれ出てしまったという。ダムが有効に機能しなかったと
指摘する記事
もあります。
ダムの構造を指摘する声もありますが、ここでは踏み込みません。確かに
Google map
等の航空写真を見ても、多くのダムで見かける貯水が行われてないように見えます。もしそうなら、付近を通ってもダムの存在に気付けないかもしれません。
思わず、記事3段のうち2段をダムの話で埋めてしまいました。最終段は本題である、ループ訪問時のレポートをお届けします。
ループ脇の空き地で
全景写真を撮影
ループを走行
路肩は狭い
■道を誤り、全景撮影も妥協し
この時の行程については、「
十二沢橋
」に記しましたので、そちらをご覧ください。長野市街地より本ループを目指し、途中の浅川地区交差点で道を誤りつつ、何とか現地にたどり着くことができました。
ループはほぼ1周(回転角約360度)ですが、上部にヘアピンカーブがあるため、実質的に540度回転していると言ってよいでしょう。ループの先にトンネルがあり、それを抜けた先の路肩スペースに、冒頭に記したダム建設の看板がありました。
車をUターンさせ、再びループを通過しながら全景撮影場所を探します。ループ上は歩道が無く路肩も狭いことから、ここからの撮影は断念せざるを得ません。
山肌のループを見下ろせそうな場所に「ブランド薬師」がありますが、木々に囲まれ眺望に期待が持てないことと、長い階段は遠慮したいことから、こちらも断念となりました。
ループの脇に工事で使用したと思われる広場があり、そこで全景撮影を実行。位置的に扁平な円形になってしまったがやむを得ないでしょう。次の予定もあるので、本ループを後にしたのでした。
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