■第01話■期待に胸弾ませ丹波篠山へ

兵庫県丹波篠山市では良質な飛び出し坊やが存在していて、当サイトでも「某キャラ風01」や「某キャラ風06」などで数多く紹介しています。ただそれらの撮影は2005年より以前のことでした。

その後10年以上同市を探索することがなく、今回ようやく探訪することができました。当然ながら過去の経験より、新たな出会いに胸弾ませるわけです。しかし何故か、この「小ネタ集」で挙げられる顛末になるわけで。

いえ、全くのハズレではなかったのです。注意標識風の子供飛び出し坊や(上掲画像)などの見新しいものもありました。

車に乗ったままだと撮影に支障をきたすため、篠山城近くの駐車場に車を停め、徒歩で篠山城周辺を“ろか探”します。過去の発見は郊外中心でしたので、街中なら未発見案件が残っているでしょう。

残っているはず…と期待し街中を歩くのですが、飛び出し坊やを見つけることができません。もともと郊外だけしかいなかったのか、10年超の間に飛び出し坊やが絶滅してしまったのか。

諦めきれず探索範囲を拡大した結果、2体だけですが画像を確保しました。ボールを蹴る少年と、赤い帽子が印象的な少女。共に「OKANO」と書かれてますが、地名ではなく学校名のようです。

どうも諦めがつかず、その後に再訪(郊外を回るべくレンタサイクル利用)を企てていたのですが、事前のストリードビュー確認であまり手ごたえを感じず、残念ながら実現に至っていません。


■第02話■とある大津の民家にて

この時は全く“ろか探”を意識せずに、大津市内の以前から気になってた道を歩いてた時のお話です。小さめの河川沿いの道を歩いていると、進行方向にい赤い車が停まっている民家が見えてきました。

この時点で、敷地入口に飛び出し坊やが2体立っているのが確認できます。そのうち手前に見える1体の足元、ブロック塀辺りがなんだか気になります。

そこには、「飛び出し老人」でも登場した老夫婦が“捨てられて”おり、まるで“姥捨て山”状態のようです。老夫婦を足蹴にしている少年ですが、色が褪せてしまい老夫婦より先に逝ってしまいそうです。

その少年の反対側を覗き込んでみると…こちらは表側以上に色が褪せてしまい、もともとどんな顔だったのかが想像しにくくなっています。老夫婦を捨てた天罰なのか…。

そして、入り口奥にいた飛び出し坊や。こちらは色鮮やかであり、可愛い顔立ちをしています。切り抜きからの手作りだったようで、この画像では見えないですが、切り口が結構荒れています。

この少年の反対側は、画像見てわかるように生垣になっているため、残念ながら確認することはできませんでした。他人様の家の前で生垣をゴソゴソなんて、さすがにできませんから(笑)。


■第03話■“とび子”ちゃんもいます

飛び出し坊やの中で知名度が高い『とび太くん』。見た目や名前より男の子だと思っておりますが、女の子バージョンは少なくとも公式ではお目にかかっていません。それじゃ、描きましょうと…

そこまで思ったかどうかは別として、とび太くんの形をベースに女の子を描いたもの…“とび子”ちゃんと呼びましょうか…をここで紹介します。

1枚目の画像に写るのは、滋賀県守山市で見かけた女の子。表面の荒れ具合や頭部のめくれより、10年以上はここに立っているように見えます。片足まで失って…可愛い顔しながら苦労してるんだ。

そして2枚目の画像が、滋賀県大津市で見かけた女の子。画像では見辛いですが足元に「2013年」と書かれていて、撮影時点で6年経過。まだしばらくは現役でみんなを見守ってくれそうです。

そして、同じ団地内で見た別の女の子。何となくエスニックな感じもしつつ、小学生の女の子が描きそうな絵にも感じます。実際に描いたのかもしれませんが(汗)。反対側もそのような感じに仕上がってます。

とび太くんの形に他のキャラを描くケースは多く、他のページ載せられなかったものを、今回のように「小ネタ」で紹介していきたいと思います。