★ -50- 天下人リターンズ ★
〜今年のケリは今年のうちに〜
撮影:2020 ⁄ 12 文面作成:2021 ⁄ 01 ⁄ 02
(最終更新:2023 ⁄ 04 ⁄ 29)
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ここでは…
「安土の天下人は何処へ」の第2段をお届けします。中学生生徒が飛び出し坊やを設置したという地域が判明し、改めて当地を訪問し探索を行いました。果たして、彼らはいたのでしょうか。
■痛恨のミス
安土中学校の生徒が作成し、何者かにより盗難のうえ投棄された飛び出し坊や。ニュースでそのことを知り、その後の状況確認をするために現地へ向かったのが前回のレポートでした。残念ながら、その目的は果たせませんでした。
実は後日に、重要な情報を見落としていたことが判明しました。
盗難前の新聞記事
にて、設置地域を特定できる情報が書かれていたのです。よく読めよ(汗)。
記事末尾に
| 安土町の浄厳院近くに |
| 3基の看板を設置 |
と記されているのを見落とし、前回は全く的外れなルートを巡ってしまうという、痛恨のミスを犯していたのです。
なお、“浄厳院(じょうごいん)”は、1577年に浄土宗の僧・浄厳坊明感を織田信長がこの地に招いて開いた寺だそうです。信長公の飛び出し坊やを探す旅で、そんな信長公に対し由緒ある寺周辺をスルーしていたとは。
そんな“見落とし”や“スルー”があったことを踏まえ、再び安土へ訪れリベンジを果たすしかないと思ったわけです。
■ファースト・ターゲット
先の訪問から約1年、平日に抜歯のため休みを取得し、抜歯後に電車の乗客となりました。処置後に動いて大丈夫かと若干心配しましたが、歩く程度なら支障ないとの確認を取り実行判断となりました。
事前確認という事で、安土駅到着直前の車窓から浄厳院周辺の様子を伺います。その時点で路肩に“期待すべき姿”を確認でき、ファースト・ターゲットに定めました。歯科にて処方された抗生物質の薬を飲み、下車に備えます。
■浄厳院入口の信長公
今回は安土駅南口からのスタート。南口には
安土城郭資料館
があり興味深いのですが、ターゲットに向かうことを優先させます。少し歩いた先、浄厳院入口にて期待していた通り“彼ら”が待ってくれました。
なお、ここまでの道中で今回の本命ではないものの数体の飛び出し坊やと出会っていて、そちらはレポート末尾で改めて登場いただくことにします。
ということで、浄厳院入口で待っている彼についてです。彼こそ紛れもなく、中学生謹製の「信長公」飛び出し坊やです。あっさりと出会うことができました。前回さ迷ったのって一体(汗)。
■記事に掲載されていた場所
ちなみにこの場所ですが、
滋賀報知新聞サイト掲載
の、中学生が飛び出し坊やを設置していた場所のようです。盗難対象だったかどうか不明ですが、中学生が設置した信長公を見ることができ感無量です。
ここに信長公が居られるというのは、自らが僧侶を招いて開いた浄厳院を450年経つ今も見守るという構図なのかもと妄想しつつ、次の場所を目指しましょう。新たな出会いを期待しつつ、結局、浄厳院の中まで訪問してなかったことを白状しておきます(爆)。
■戦国の姫君
浄厳院入口の信長公に見送られ、来た道を更に西へ向かいます。なお、車窓から見た目標物は彼ではなく、この先で待っているはず。程なく進んだ先の電柱の陰に姿を認め、回り込みお姿拝見すると…
そこには女性の飛び出し坊や(嬢ちゃん?)が…先の記事を参照すると特定の歴史上人物を指しておらず、「戦国の姫君」と紹介されてました。戦国の姫君と言うと、前回訪問時に
この方
のお姿拝見していたのを思い出しました。
■信長ねぎ坊や
女性との惜別の別れ(?)の次に見えてきたのは、緑色が印象的な後ろ姿の彼。更に奥の方も気になりますが、まずは手前の彼からチェック。名前は記事によると、「信長ねぎ坊や」というようです。
“信長ねぎ”は安土の農家の方が誕生させたねぎだそうです。正式名は「
安土信長葱
」といい、商標登録もされているようです。
せっかくの地元PRを兼ねた中学生作品でもあるので、しがない個人サイトで恐縮ですが紹介とさせていただきます。
■車窓から確認していたもの
「信長ねぎ坊や」の奥に写ってた彼を確認しに向かいます。どこかで見たような気がしますが、“記事”関係では無さそうです。彼の背後に見えている、橋の袂にいる彼の近くに向かうことにしましょう。
そこには“まだら模様の猫”が…と思ったら、記事によると猫ではなく中学生謹製の「近江牛」だそうです。ハート柄の模様が入っていて、ラブリーに感じます。
場所的に、これが電車から確認できた“期待すべき姿”だと思われます。彼の場所から来た道を振り返ると、見事に「信長ねぎ坊や」「戦国の姫君」を見通すことができました。最初の「信長公」までは、さすがに見通せないかぁ…
■欲を出し隣の地区へ
電車内で定めたターゲットにたどり着き、以降のコースについて思案することにします。直接安土中へ向かうことを当初考えてましたが、欲張って線路の反対側を通る道へ出て駅へ戻ることにしました。
ここまでのような“乱発”まではないものの、こちらにも飛び出し坊やが待っていました。
まず出会ったのが、改めての信長公。傍らには「高齢者と子供を交通事故から守ろう」「飛び出し注意」と記された“お達し”も立っていました。皆の者、“お達し”は守らなければ!
■姫より背後の橋が気になり
信長公のお達しを気にしつつ先へ進むと、「戦国の姫君」が待っていました。さっきも信長公〜姫君の順番だったなと思い起こしつつ、姫君自体ではなく背景に見えている橋の欄干に違和感を覚えました。
違和感についてですが…欄干は通常、橋(道路)に並行となる向きになるはずですが、背後の欄干は何故か直角方向(左側)へ延びています。姫のことは後回しにして、橋の観察に向かいます。
橋が渡る川の上流側より橋を確認すると、この橋は単純に川を跨ぐだけではなく、道路の交差点にもなってました。交差する道の方へ欄干が伸びており、それで違和感を覚えたのだと判明しました。
ところで、欄干の親柱越しに見える“姫”の後ろ姿ですが、長髪が目立ち
某ホラー映画のヒロイン
っぽく感じるのですが気のせい?
■安土中学校前にも、もしかして?
中学生謹製以外の仲間との出会いもありつつ、一旦安土駅へ到着。ここから次の目的地である、安土中を目指します。途中で寄り道し若宮八幡神社近隣を歩むと、ここでも「近江牛」が待っていました。
相変わらず猫と間違えそうな愛らしさですが、こちらはハートマークが見当たりません。「あんさん、そこに愛は無いのか」(某クレジットカードCMより)。この近辺は他にファンキーなもの(本編最下部参照)を除き、他に飛び出し注意の類は見かけませんでした。
しばらく歩くと、遠目に中学校の建屋が見えてきました。前回は正門傍に
“とび太くん”が立っていました
が、中学生謹製の者へ役目交代したのだろうか。それともとび太くんが役目継続中なのか。
結論ですが、とび太くんの役目継続中となってました。毎日の中学生の見守り、お疲れ様。あなたが見守る中学生たちが作った“作品”が、街中の皆を守っているのを本日確認してきましたよ。今後も中学生の見守りを頼みますね。
■本日最後の中学生謹製案件
この後は県道に沿って、駅方向へ進みます。中学校周辺では中学生謹製案件を見かけませんでしたが、少し離れたところで「信長公」に出会うことができました。「出陣じゃ!」という“勢い”を感じます。
この「信長公」より少し住宅街へ入り込んだ先、公園入口で「信長ねぎ坊や」も立っていました。ここまでが、本日見かけた中学生謹製案件となります。
ちなみに記事では「安土中生徒」というキャラ作成されたと書かれており、もっと歩けば見つけ出せるのでしょう。ただ前述通り筆者が抜歯当日だということもあり、無理せず撤収としました。
■そして仲間たちも馳せ参ずる
最後に、中学生謹製案件の合間に出会った彼ら・彼女らをここで紹介しておきます。まずは前回訪問時にも出会った“片足無し彼女”と、ほぼ同じキャラ。今回は約1軒分の間を空けつつ、計2体見かけました。
2体の間の開け方が、今風に表現すれば“ソーシャルディスタンスを保っている姉妹”になるのかも。お二人には前回見かけた彼女のような
痛々しい姿
にならないよう祈念したいと思います。
時系列にいうと、上記姉妹より先に出会ったことになる“女の子”。画像を見ての通り、最近少なくなった感のあるオリジナルデザインなので嬉しい。赤いほっぺ…と思ってよく見たら、普通にお口でした(笑)。
そして本来そのお口にあるはずのマスクが彼女の足元に落ちていて、その足元を見ると…彼女も残念な状況となっていました。別ページ「
危険地帯?
」が、ここ安土の地でも発生しているのだろうか。
安土中を離れた後に出会った、“とび太くんベースでオリジナリティを出してきた”仲間がいたのでここで紹介します。まずは左画像の、特に印象に残らなそうな顔立ちが印象的(謎)な彼から。
これだけ印象が薄いと、通過するドライバーに飛び出し注意を喚起できるのか少々不安です。
それはまぁ良しとして、より心配なのはネクタイ姿の飛び出しクン(画像拡大表示させ次へ進む)。ネクタイするような年齢層であれば、自ら飛び出ししないよう慎んでもらいたいと思うのですが(笑)。
そして最後に紹介するのは、中学校到着前に見かけた某キャラ「ト●えもん」です。注意喚起なので、デザインにインパクトは必須ですね。上掲の少年には、過激にならない程度に参考にして欲しいと思います(笑)。
中学生謹製の「信長公」他を確認できたので満足したのですが、過去から様々な飛び出し坊やたちが活躍している安土の環境が、中学生の行動(飛び出し坊や作成)につながったのだと改めて感じることができました。
また当方も2020年のやり残しを年内に解決することができ、満足して安土を後にしました。
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