ろかたりあん
★ -20- 危険地帯? ★
 〜「ろかたりあん」受難の地〜 
撮影:2018 ⁄ 02 文面作成:2018 ⁄ 05 ⁄ 04
(最終更新:2023 ⁄ 03 ⁄ 20)

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ここでは…
滋賀県大津市の旧東海道沿いで見かけた“飛び出し坊や受難の地”を紹介します。見た感じは危険そうにないこの地で、飛び出し坊や達に何があったのかは不明なままです。

■旧街道沿いの平和な地

ある冬の日、カメラを首からぶら下げて、飛び出し坊や探しに大津市内の旧東海道を歩きました。寒い季節ではあるものの適度に日も差しており、絶好の探索日和となっています。

交通量もさほど多くなく平和そうに見える旧街道沿いで飛び出し坊や達と出逢えたのですが、その姿から実はここが受難の地、すなわち『(彼らにとって)危険地帯』であることに気付かされました。今回は、彼らの受難実態をレポートします。



■大津市浜大津にて

場所は琵琶湖観光船の出発地となっている“浜大津”で、東海道五十三次最後の宿場町「大津宿」に当たる場所です。旧東海道を東方向へ向かって歩いてると、1体の飛び出し坊やが目に入ります。

手作り感いっぱいの彼ですが、満面の笑みをたたえた顔が印象的である一方、着衣に赤文字で「キケン」と書かれているのが気になります。何やら嫌な予感がします。

この時点で、彼の背後に次の飛び出し坊やが既に控えています。そちらに向かいましょう。


背後に控えていた彼を見てみると、無残にも“片腕がもぎ取られた”状態となっていました。目も口も大きく開かれ、腕を失ってしまったショックの大きさが表情に出ているような気もします(考えすぎ?)。

しかし失われているのは腕のみで、腕があったであろう場所近くの顔(頬)の部分には、不思議とかすり傷ひとつ入ってません。恐らくこの個体のみ何らかの事情があったんだろうと、この時は深く考えずに歩を進めました。



■ここは危険地帯!?

程なく3体目の飛び出し坊やに出会いますが、こちらも腕のみ無くなっています。一つ手前の彼と同じ境遇なのですが、表情は異なり彼はにこやかにしています。見ている筆者は頭がバグりそう(汗)。

それにしても、腕が無い飛び出し坊やが連くのって気になりますね。そんなことを思いつつ街道を進むと、少し先にもう4体目の飛び出し坊やが見えてきました(画像の黄緑矢印)。えっ、まさか彼も…?


ああ、やっぱり…。一見腕があるように見えますが、テープが巻かれています。それも両手に…。彼の表情からも痛々しさが伝わってきます。「通学路」プリント服装の彼に、何があったんだ?

更にその先、道路反対側に黄色い服の“彼”が見えてます。俗に「二度あることは三度ある」と言われますが、この時点で既に三度出ています。さて、四度目はあるのでしょうか?


ああ、四度目達成…片腕紛失中です。この近辺の飛び出し坊や達は最初の彼を除き、ことごとく“腕損傷”の受難者となっています。この状態で犯人探しするなら、真っ先に“無傷の彼”が疑われる?

という受難実態を踏まえ、ここ一帯は彼らにとって『危険地帯』であると言わざるを得ないようです。

この後どこまで危険地帯が続くのか気になるところですが、四度目の彼以降は飛び出し坊や自体が見当たらず、残念ながら範囲を確定することはできませんでした。まさか、失われたのが腕だけじゃなく…(恐怖)。



■理由不明

不幸な彼らが立っていた区間は、距離にして100〜200mぐらいでした。何故に腕のみ被害にあったのでしょう。筆者なりに考察してみました。

まずは順当に「走行車両に当たって…」を想像しますが、彼らの背後に電柱やガードパイプなどがあることを考慮しますと、車で腕だけを当てて損傷させるのは少々難しいように思われます。

あるいは心無き人による犯罪なのか、それとも極悪にゃんこの仕業なのか(違う)。あれこれ妄想するものの、残念ながら現時点で原因はわかりかねます。

ただいずれも幸いなことに、飛び出しに必要な(?)足は無傷でした。少なくとも今後も足腰への受難が無いように…って、そういう終わり方で良いのだろうか?




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