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★ 石山寺 ★
いしやまでら
最終更新日:2020 ⁄ 05 ⁄ 06
(駐車場情報を追記)

■ 基本情報 ■

《住所》滋賀県大津市石山寺1丁目1-1

《web》大本山 石山寺 公式ホームページ
《交通》京阪バス
    「石山寺山門前」下車すぐ。
    京阪電車
    「京阪石山寺」駅から徒歩約10分。
《駐車場》あり(下記の地図等を参照)


駐車場マップ

石山駅方面より

南郷方面より

■ レポート ■

石山寺について

天平勝宝元年(749年)に、聖武天皇の勅願により良辨僧正にて開かれました。 東寺真言宗の大本山で、西国三十三カ所観音霊場の第13番札所でもあります。 かの紫式部が、『源氏物語』の構想を練った場としても有名です。


石山寺
桜が美しい季節

石山寺山門
堂々としている

山門通った先
紅葉の季節


「石山」名の起こりと言われる硅灰石

境内には「石山」名の起こりといわれる、国の天然記念物に指定されている大きな硅灰(けいかい)石があります。同石は、石灰岩が花崗岩と接触した際の熱作用により、変質して生じたものといわれています。

しかしながら通常この作用で生じるのは大理石だそうで、石山寺のような大きな硅灰石となるのは珍しいそう。岩と人と大きさ比較できるよう画像撮影しましたので、岩の大きさを実感いただけるかと思います。



「石山」名起源
大きな硅灰石

人間と比較し
巨石を実感

硅灰石
ライトアップ


本堂と多宝塔

硅灰石に向かって左側にあるのが「本堂」です。国宝に指定されていて、初代は天平宝字5〜6年(761〜2年)に拡張されたことが文書に残っているそうです。

本堂はその後焼失しましたが永長元年(1096年)に再建され、現時点では滋賀県下で最古の木造建築になっています。

本堂自体は“本堂”と“礼(らい)堂”、それらを結ぶ“相(あい)の間”によって構成されていて、“本堂”以外は慶長7年(1602年)に淀君により立て替えられました。

硅灰石上部に見える建物が、建久5年(1194年)建立された「多宝塔(たほうとう)」になります。下層が方形、上層が円形の平面に宝形造(ほうぎょくつくり)の屋根をのせた、美しく堂々とした二重の塔になっています。



硅灰石左側に
石山寺本堂がある

硅灰石上部に
多宝塔が建つ

多宝塔より光線
ライトアップ時


源氏物語と中秋の名月

石山寺には、紫式部が『源氏物語』の構想を練ったといわれる「源氏の間」があります。

新しい物語を作成するために石山寺に参篭していた紫式部は、「源氏の間」より湖面に映える中秋の名月に心を打たれ、構想の趣くままに筆を取ったものが「源氏物語」となったと伝わっています。

また、安藤広重が描いた“近江八景”に、「石山の秋月」があります。石山寺と瀬田川にかかる瀬田の唐橋、そしてその上に雲間から顔を覗かせた秋月が描かれいる、お馴染みの絵画です。

現在は都市発展とともに、残念ながら「源氏の間」より唐橋を眺めることは叶いません。

石山寺では中秋の名月に「秋月祭」が執り行われていて、名月と和紙灯篭の灯りによる幻想的な空間が紫式部の世界へ訪れた方を誘います。



構想を練った
「源氏の間」

石山寺より
琵琶湖眺める

秋に開催される
秋月祭


石山寺のいろいろ

石山寺は四季を通じて境内を美しい花が咲き、「花の寺」として知られます。春の梅花から始まり、春夏秋冬、様々な花が私たちの目を楽しませてくれます。

花々の見頃が各々異なることから、長期的に訪問時期を分けて花々の鑑賞を楽しむのも良いかと思います。

毎月18日には「牛玉(ごおう)さん門前市」が開催され、石山寺門前に小規模ながら市が開かれ賑わいを見せます。

牛玉(ごおう)さんは石山寺の観音様で、明治期以前は参道に市が建てられたものが廃れてしまい、賑わいを戻すため門前近辺の方が開催されいるとのこと。掘り出し物が見つかるかもしれません。

秋には紅葉が美しく、夜にはライトアップも行われます。ライトに照らし出された紅葉が圧巻です。



石山寺を彩る
梅花と満開の桜

牛玉さん門前市
毎月18日実施

秋の紅葉
ライトアップ


 

■ 他の紹介ポイントを見る ■
 →瀬田川周辺MAPを参照する



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