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★ 瀬田川洗堰 ★
せたがわあらいぜき
最終更新日:2020 ⁄ 05 ⁄ 30
(駐車場情報を追記)

■ 基本情報 ■

《住所》滋賀県大津市
     南郷1丁目〜黒津4丁目

《web》水のめぐみ館「アクア琵琶」
《交通》京阪バス「南郷洗堰」停下車。
    南へ徒歩2分。
《駐車場》あり(下記の地図等を参照)


駐車場マップ

駐車場入口

駐車場への案内


■ レポート ■

瀬田川洗堰について

瀬田川洗堰は琵琶湖より南へ瀬田川を下った約5kmのところにあり、琵琶湖の水位維持および淀川系下流流域の水害発生抑制の役割を果たしています。

明治38年(1905年)完成の南郷洗堰の後継として、昭和36年に完成し現在に至っています。

洗堰の上部を県道108号(南郷桐生草津線)が通り、瀬田川の両岸を結んでいます。2021年まで毎年3月に実施されていた「びわ湖毎日マラソン」が、ここで瀬田川を渡っていました。

また、黒津側にある国土交通省の関係施設「アクア琵琶」では、洗堰の働き等を学ぶこともできます。



手前:南郷洗堰
奥:瀬田川洗堰

洗堰の上を
県道が通過

びわ湖マラソン
瀬田川渡った箇所


瀬田川洗堰のゲート開閉

瀬田川治水における洗堰の必要性については、南郷洗堰のページに記しましたので、詳細についてはそちらを参照して下さい。

放水ゲートの開閉においては、先代南郷洗堰が「角材」を人間が抜き入れする方法だったのに対し、瀬田川洗堰では遠隔操作による電動開閉となっているそうです。

瀬田川洗堰の放水ゲートは「上段扉」「下段扉」の上下二段扉構成となっていて、

 【全閉時】
  両扉で水をせき止め、“越流(放流)時”は
  上段扉を下げて扉の上部より水を流す。
 【全開時】
  両扉とも水面上へ引き上げ、琵琶湖の
  水を調整なしに流す。

という操作をしているそうです。

なお、上記ゲートとは別にバイパス水路が設けられていて、そちらで細かい水量調整対応やアクア琵琶向け水力発電を行っているとのこと。


ゲート操作用の
装置群が並ぶ

二段の扉にて
全閉〜全開対応

ゲート放水の
様子


洗堰の謎のレール

瀬田川洗堰の上部をよく観察すると、県道のゲートを挟んだ反対側にレールが設置されてるのが目に留まります。何に使われているのでしょうか。

普通に考えると「整備用」のものと思われますが、実際に使われているのを目にしたことがありません。

アクア琵琶敷地内に車庫らしきものもあることから、アクア琵琶に問い合わせたところ、近畿地方整備局よりお返事を頂き「ゲートのメンテナンス作業車用のレール」だと判明しました。

お返事と共に写真も送っていただきました(この場にて御礼とさせていただきます)ので、許可を得てここに画像掲載いたします。毎年春に作業を行っているとのことで、機会があれば作業の様子を見たいですね。



ゲートに沿って
走るレール

レールの先の
車庫内に何がある?

作業車による
作業の様子


瀬田川洗堰の周辺

洗堰東側に南郷洗堰ページで紹介している「アクア琵琶」があります。

また、県道を挟んだ向かいに遊園地「南郷水産センター」があり、淡水魚を中心に釣りやつかみ取り等を楽しむことができます。駐車場も完備(アクア琵琶裏側・有料)されており、特に春の大型連休近辺は家族客を中心に賑わいを見せてます。

対岸となる洗堰西側には「南郷公園」が整備されていて、市営プールや広場があり市民の憩いの場となっています。春の満開の桜が印象的で、大型連休中に「南郷鯉まつり」も開催されます。



アクア琵琶で
淀川治水を学ぶ

南郷水産
センター入口

市民の憩いの場
南郷公園


 

■ 他の紹介ポイントを見る ■
 →瀬田川周辺MAPを参照する



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