■滋賀出身の人物

レポートに入る前に、“滋賀県出身者”をWikipediaで確認しておきましょう。他県でも一緒かもしれませんが、文化人や公人、実業家や芸能人など、思った以上に人物名が挙げられているように感じます。

ただ芸能人において、“滋賀県出身であることを表に出している方”が多くない印象を受けているのは筆者だけでしょうか。もしかすると、“都道府県民なんちゃら”(謎)とか言う番組を見ていない筆者が悪いのかもしませんが。

そんな筆者でも滋賀出身有名人として認識できているのが、皆さんもご存知のミュージシャン「西川貴教」氏です。今さら彼のご活躍をここに挙げる必要も無い…というか。挙げるのが恐れ多い気もします(笑)。

そんな“彼”の飛び出し坊やを作成された方が、滋賀県彦根市に居られるというニュースを2020年6月に目にしました。滋賀在住の方が、滋賀出身の西川貴教氏をモデルに滋賀発祥の飛び出し坊やを作成してくれたなんて…。

1年遅れにはなるものの、その「作品」を拝見するため彦根市へ向いましたので、レポートをここにお届けします。

場所は稲枝(いなえ)駅より数キロの、彦根市稲枝町にある“ビッグウエスト”さんという自動車整備工場です。近隣に迷惑とならないよう、昼食購入で寄った近くのコンビニに車を停めて徒歩で向かいます。

ちなみに、コンビニから整備工場(店舗)までの距離は1キロ半ほど。筆者としては大した距離ではないのですが、途中の道が“田んぼの中の何もない一直線の道路”であったためなのか、不思議と遠く感じました。変化のない風景に飽き始めた頃、田んぼ越しに目的の店舗が見えてきました。


■タボくん４体

長く感じた田んぼの中の直線道路に別れを告げ、店舗前を通る道路へ曲がります。すると道路を挟み、4体の“タボくん”飛び出し坊やが出迎えてくれます。なお、“タボくん”は、西川貴教氏の愛称です。

手前で待っていた1体目ですが、着ている衣装は彼がボーカルを務めた「T.M.Revolution」のヒット曲『White Breath』(1997年10月)のものだそうです。筆者は衣装は覚えておらず申し訳ないのですが、曲は好きで当時よりよく聴いています。なお、彼の反対側(裏側)も同じ衣装となっています。

そして店舗前を通過した先に、2体のタボくんが立っていました。黒い帯状の衣装は『Hot Limited』(1998年6月)、赤い衣装は『Burnin' X'mas』(1998年10月)のものです。共にインパクト大です。

前者については海上に設営されたステージで彼が歌うMusic Videoが印象的ですが、某歌番組でMCのダウンタウンより「琵琶湖で撮影しただろう」とツッコミを入れられてたのが個人的な記憶に残っています。飛び出し坊やとは関係ないのですが、滋賀県関連ネタということで書いておきましょう(笑)。

最後に道路反対側にいる1体を確認します。脚に「VOTE」の文字と、肩に滋賀県章が描かれています。恐らく“ふるさと滋賀県をまわるライブ LIVE REVOLUTION '21-VOTE-”のことかと。

上記の“ふるさとライブ”もそうですが、ここ数年はCOVID-19で中止となったイナズマロック フェス開催など、滋賀県を盛り上げてくれる彼の行動力には脱帽ものです。

…と、気が付けばレポートが「飛び出し坊や」ではなく、「西川貴教」氏がメインになってしまってました。ライブでの直接的な応援ができない分、ネットの片隅ではあるが応援の声を届けたいと思います。


■近くの集落へ足を延ばす

せっかくここまで来れたこともあり、お店の方にお声でも掛けようかと思いましたが、お仕事中のようですので断念しました。同店舗を離れ、近隣に他の飛び出し坊やがいないか足を延ばしてみました。

Google mapで確認すると、冒頭で歩いた“田んぼの中の直線道路”の延長線上へ更に進むと、ちょっとした集落があるようです。公園もあるようなので、1体ぐらいは飛び出し坊やが居てるのではと勝手に期待して、その集落へ向かうことにしました。

この集落には、“飛び出し坊やの神様”が居られたようです。と言うのは、人家の玄関口にボールを蹴りながらの「飛び出し嬢ちゃん」を発見できたからです。反対から見ると、“チラ見”風でかわいい。

嬢ちゃん発見に気を良くしましたが、その後は公園近くまで歩いてみたものの、残念ながら“嬢ちゃん”以外を見かけることはできませんでした。コンビニを出てそこそこ時間が経ったこともあり、ここで踵を返すことにしました。


■最後に焦るも満足

“嬢ちゃん”集落からコンビニまでは2キロ近くあるのですが、運悪くトイレに行きたくなってきました。途中で用を足せそうな場所もなく焦りましたが、最悪の事態に至る前にコンビニに戻ることができ助かりました。

レポートは以上で終わりとなります。文末となりますが、ふるさと滋賀のことを思い、飛び出し坊や作成にも快諾されたという西川貴教氏の今後の活躍と成功を祈念いたします。彼の飛び出し坊やを目にすることができ、満足の一日となりました。