★ -58- 異空間?山科 ★
〜トンネルを抜けるとそこは…〜
撮影:2020 ⁄ 10 文面作成:2021 ⁄ 09 ⁄ 26
(最終更新:2023 ⁄ 02 ⁄ 23)
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ここでは…
京都・山科での散策で出会った、“異空間”さを感じる飛び出し坊や案件を紹介します。交通安全の呼びかけをしている裏側で、何が起こっているのかが気になります。
■献血後の散策
筆者は
献血ルーム京都駅前
での献血を終えた後、天気次第ですが基本的に京都を少し散策してから帰宅するようにしています。この日は東山を越えて山科まで歩き、そこで遅めの昼食を取ることにしました。
京都駅前より七条通りを東へ、京都女子大付近を進み国道1号へ合流します。そのまま東山を越えて、その先で国道から分かれて山科の住宅街を歩き、最終的に山科駅を目指します。
実はそのコース途中に筆者お気に入りの超有名ラーメンチェーン店があり、そこでの昼食をひそかな楽しみにしているわけです(笑)。
東山を車は延長約260mの“東山トンネル”で越えますが、歩行者は並行する「花山トンネル」へ案内されます。国道より少し外れた山肌に、歴史を感じるレンガ造りのポータルのトンネルが待ってます。
今回利用した花山トンネルですが、開通は東山トンネルより古い明治36年だそうです。「
今昔マップ
」の古地図を見ると、古くから本トンネルが掲載されているのが確認できます。
明治の頃より京都〜山科間の移動に人々が辿ったこのルート、経験則より“彼ら”が待っているのではと期待してしまいます。やがて、その期待は…
■飛び出し坊や達の異空間?
花山トンネルを通過するところから、話をスタートします。レンガ造りのポータルを潜ります。
トンネル内はコンクリート製ですが、ポータルの雰囲気より、トンネルを抜けた先は異空間に繋がっているような気にさせます。もちろん気のせいですが、そうとも思えない出会いが待っていました。
トンネルを抜けた後は、幸い異空間ではなかったようです。しばし国道沿いに進み、旧街道を辿るため国道を離れます。街道は住宅街を通りながら高度を下げ、山科の盆地を目指します。
その住宅街にて早速目に飛び込んできたのは、何かに追われているように見える少年の飛び出し坊やです。怯えているようにも見える彼の目線の先には…上半身のみの、薄汚れた別の飛び出し坊やが居りました。先の少年が身の危険を感じた理由がわかる気がします(笑)。
そのすぐ先に、今度は女の子の飛び出し坊や(嬢ちゃん)がいました。こちらは楽しそうな表情ですが、彼女が向かう先の鉄柱に違和感を覚え見てみると…不●家のペ●ちゃん風の人形が縛り付けられてます。
二人の様子がまるで、
・●コちゃんを見付け女の子が喜び駆け寄る
・●コちゃんが「構わないで」と視線を外す
という構図に見えるのですが、気のせいか?(汗)。
先のトンネルを抜けて間もなく目にした、飛び出し坊や達の一種独特な風景。恐らく、異空間へ足を踏み入れてしまったのだろう。この先も何かあるのかと不安(期待?)を抱きつつ、山科駅方面へ向けて歩を進めていきます。
■やっぱり何かが異なる
程なく、新たな飛び出し坊やを発見しました。彼の向きか“道路を飛び出した後”のように見えますが、渡り切った後で何かあった模様です。確認すると、道路脇の石垣に頭をぶつけているようです。
種明かしは恐らくご想像された通り、実際に飛び出し坊やが立っているのは石垣の向こう側。たまたま頭と石垣の角が同じ位置に見え、なおかつ赤いギザギザ吹き出しが描かれていることもあり、まさしく“頭をぶつけた”ように見えます。
ここまで見えるケースは過去に経験がなく、やはりトンネル通過して、異空間へ踏み込んでしまったのだと確信しました(笑)。
先へ進み、今度は道路へ飛び出さんとする飛び出し坊やを発見。今回は特に、誰かに追われたり、何かにぶつかったりはしていません。そこそろ異空間より離脱し安心かと思いましたが、ここでも違和感が…
観察のため彼に近寄ると…顔の部分が欠け落ちています。こんな子が飛び出してくるとなると、ドライバーじゃなくとも怖く感じます(汗)。ただ彼が描かれたシート自体も表裏はがれ始めていて、実際は“怖さ”よりも“気の毒さ”を感じてしまいました。
■最終目的地に到着も
不思議な“彼ら”と出会った後に、楽しみにしていた“筆者お気に入りの超有名ラーメンチェーン店”へ向かいました。昼食時の混雑が収まるであろう時間帯でしたが、静かな店舗前に違和感を覚えます。
時間帯を外したとはいえ、週末のお昼過ぎ。違和感覚えつつ店舗に近付くと店舗入口の門が閉じられており、「店舗メンテナンスのため休業」という立て看板が立っていました
ここも“トンネル通過後の異空間”なのか!?
店舗前の自販機に描かれた、ラーメンの絵が恨めしい(笑)。自販機では残念ながら、“こってりスープ”は置いてませんでした(あったら買ったかも・笑)。仕方なく諦め、山科駅へ向かいました。
結局、山科駅近くの餃子の王将でラーメンをいただきました。ここはいつもと同じ王将の世界&味だったので、やっと異空間脱出できたのかもしれません。
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