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「国道174号」という国道番号だけ聞かされるだけで、ピンと来る人は「道好きな方」かと思われる。だが、「日本で一番短い国道」だと知ると、どこかで聞いたなという方は少なくないと思われる。
国道174号については古くから多々のwebサイトで紹介がされており、僭越ながら弊サイトでも過去に紹介ページを作成していた。「国道ネタ」を扱ううえで、鉄板のネタともいえると筆者は思っている。
この日(2018年7月24日)は姫路の「飾磨臨海大橋」を訪問し、帰路途上ここへ立ち寄った。神戸・三宮駅より南下し、神戸市役所前を右手に眺め「税関前」交差点へ到着。国道2号を越した先が国道174号となる。
「第3突堤」交差点の先はフェリーターミナルとなっているが、今日は国道探索が目的なので残念だがフェリー見学は諦め踵を返す。すぐに目に入ったのは、「日本一短い…」の標識である。
国道174号の生い立ちについて紹介各サイトは、昔は三宮から神戸税関まで結んでいた同国道が、国道2号のルート変更で全長が短縮されたと解説。それを地図上確認するうえで、今回の気付きとなった。
同サイトでは右ウインドウに現在の、左ウインドウに過去の地図が表示され、両者で位置や縮尺がシンクロのうえ参照できるという優れたものである。地図に若干手を加えて、過去と現在を比較してみよう。
昭和44年当時の地図を見る。国道2号(茶色表記)のルートは各サイト記載の「国道2号のルート変更」後のもので、三宮駅前を迂回している。その代わり三宮駅前を、国道28号(濃い赤色)が通っている。