小黒山(こぐろやま)ループ
−岩手県陸前高田市・一関市−
訪問:2008 ⁄ 07 ⁄ 19
文書作成:2019 ⁄ 05 ⁄ 03 (最終更新:2023 ⁄ 07 ⁄ 29)
◆概要◆
三陸海岸と北上盆地を結ぶ国道343号上、
北上山地を越えるために設けられたループ。
陸前高田の小黒山地区にあります。
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ミニループ、番外編
◆レポート◆
■「おろち」の挑発?
今回の訪問地“岩手県陸前高田市”は、近畿在住の筆者にとって彼方の地となります。「なぜそんな遠方へ」と問われると、「おろち(
奥出雲おろちループ
)の挑発に乗るため」と答えます。挑発とは何でしょう。
奥出雲おろちループの傍らに“主要ループ比較表”案内板があり、掲載されている5ループの全訪問を目論むも、残り1ループが未達なままでした。それが今回紹介する「小黒山ループ」であり、理由は“彼方の地”だからとなります。
そのうちに筆者の心の中で、おろちから「訪問できるかな?」と挑発されていように勝手に思い込み(笑)、挑発に乗って新潟赴任の好機に同ループを訪問することにしました。
比較表によると、小黒山ループの外周半径は85mとのこと。地図で確認すると、Y字型の谷を3本の橋で270°回転し豪快に駆け上がるようです。
谷を3本の橋で
駆け上がる
赤い橋まで上がる
ループ標識あり
展望台に期待も
木や雑草多く…
■ループ到着
国道343号を陸前高田から西へ、一関市との境にある小黒山ループへ車を進めます。気仙川を遡り北上山地の懐へ飛び込と、ループの名前にもなっている小黒山の集落へたどり着きます。
小黒山を抜けると国道は本格的な山越えとなり、ループ突入と勘違いするほどの大きなカーブの連投で勾配を上げていきます。やがてカーナビにループ描画が現れ、視野に大きな赤い橋桁とループ標識が入ります。適切な場所を見つけ、車を停めます。
先ほど見た赤い橋桁は「笹ノ田大橋」と言い、ループ最上部の橋になります。間に「下表示合橋」「ハタゴロバ橋」があり、これらが先に記した“Y字型の谷を3本の橋”となります。
ループの外周半径85mは直径換算では170mとなり、“野球場がすっぽり入る”(ホームベース〜中堅の距離は122m)規模となります。これだけ大きいと、全景画像の撮影場所探しで苦労しそうです。周辺を観察し、いくつか当たることにします。
ループ全景
点線は筆者追記
ループを走行
気持ち良い一瞬
■展望台に期待するも
いつも通り、ループより高い場所で見通しが良い場所を探します。車に戻り笹ノ田大橋へ進むと、渡橋先の路肩に「展望台」と記した案内板を発見。位置的にも申し分なく、迷わず車を停めます。
案内先へ小道(旧道?)が延び徒歩へ向かったが、50mほどで周辺が木々や雑草で周辺が覆い“廃道手前状態”。状況よりループへの眺望も望めないと判断し、車のもとへ戻り次善の策を練ることにします。
しかし選択できるオプションは限られ、結論は“国道の橋の上からの撮影”とし、徒歩で各橋を巡り撮影を行います。笹ノ田大橋とひとつ上の一番沢橋から撮影を試み、若干木々で隠れるもループ全体を捉えた一番沢橋からの画像を掲載することにしました。
東日本での代表的ループを訪問でき、更に心の中の“おろちの挑発”からも開放され満足な旅となりました。残る懸念点は、帰路となる新潟まで約500km。安全運転へ気持ちを新たにしました。
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