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★ 佐久奈度神社 ★
さくなどじんじゃ
最終更新日:2018 ⁄ 09 ⁄ 15

■ 基本情報 ■

《住所》滋賀県大津市大石中1丁目

《web》佐久奈度神社
《交通》京阪バス「大石小学校」停下車。
       徒歩2分程度。


■ レポート ■

佐久奈度神社について

〔場所など〕

瀬田川の流れが南から西へ変わるところにある、大津市大石地区。鹿跳橋を渡り京都府宇治田原方面へ向かった先に、今回紹介する佐久奈度神社があります。地図は立木観音のものを参照ください。

〔歴史について〕

佐久奈度神社は669年(天智天皇8年)に、勅願(天皇による祈願)により祓戸大神四柱をお祀りしたのが始まりと伝えられています。

御祭神は次の通り。
 ・瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)
 ・速秋津姫命(はやあきつひめのみこと)
 ・気吹戸主命(いぶきどぬしのみこと)
 ・速佐須良姫命(はやさすらひめのみこと)

神道の「中臣大祓詞」には、祓戸大神が世の中の罪を「佐久那太理(さくなだり…“裂けた谷”…瀬田川の渓谷)による速川(激流)にて流し出し消し去る」旨が記されているそうです。

また天下の祓所として著名であり、大七瀬の祓所のひとつにもなっています。

同神社は昭和39年までは瀬田川河川敷に近い、現在の銀杏の大木傍らに建っていました。天ケ瀬ダム建設に伴い、現在の場所へ移られています。



佐久奈度神社の
神額

境内の
様子

木の傍らより
移転した


四季の風景

当地は昔より「桜谷」とも呼ばれることからか、本数は多くないものの、春になると桜が境内を華やかに飾ります。

夏は7月31日に「御手洗祭」が執り行われ、いつもは静かな境内が人々で賑わいます。祭にては年前半の罪穢れを祓います。

秋は境内のもみじが美しく。その中で七五三のご祈祷も行われます。そして年末には「大祓式」にて、年後半の罪穢れを祓います。

決して参拝者で年中賑わう社ではありません。静かな佇まいの境内が、訪れる人の心を癒し清められそうな雰囲気がそこにあります。



桜満開な日
本殿を写す

夏の御手洗祭
人々が集う

ある秋の日
本殿と紅葉


 

■ 他の紹介ポイントを見る ■
 →瀬田川周辺MAPを参照する



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