ループな道♪

関宮(せきのみや)ループ
−兵庫県養父市−
訪問：2000 ⁄ 11 ⁄ 19　2019 ⁄ 04 ⁄ 18
文書作成：2018 ⁄ 10 ⁄ 22 (最終更新：2023 ⁄ 07 ⁄ 29)

◆概要◆

兵庫県北部、ハチ北スキー場がある香美町と
養父市を結ぶ国道9号上にあるループ橋。
蛇渕橋と矢井原橋の2橋で構成されています。


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◆レポート◆

■スキー場の近隣にあるループ

最初より本題から逸脱し、スキー場の話になります。兵庫県北部、養父市と西側に接する香美町にまたがる鉢伏山には、関西有数のスキー場であるハチ・ハチ北スキー場があります。

関西方面から山陰方面へ向かう国道9号は、養父市関宮にてハチ高原スキー場へ向かう県道と別れます。国道はハチ北スキー場へ向けて山を越すため、登坂車線付きの直線道路で一気に高度を上げていきます。

やがて進行方向に今回紹介する「関宮ループ」の橋脚と、ループ名を記した大型標識が迎えてくれます。

ループを一旦通過し、その先にある“但馬トンネル”へ向かいます。トンネルの手前やポータルに設けられた“高さ制限バー”がスキーのストック風にデザインされ、スキー場が近いことを感じさせてくれます。

本題に戻るべく車をUターンさせ、ループ手前の安全な場所へ駐車し、徒歩でループに向かいます。


ループ看板が
有って嬉しい
トンネルのバーが
ストックに
ループ走行の
注意標識

■全景がきれいに納まる

ループに向って歩いていると、困ったことにループ直前で歩道が途切れました。やむなく狭い路肩を歩くことになり、時おり脇を大型トラックが走る中、安全に注意を払いつつ全景撮影のポジションを探ります。

幸いなことに、短時間でループの全景を望むポイントに出会えました。ループ中央部に建物はありますが低層であるため、路面全体を見渡すことができます。

ループは1周超の回転角約400度。直径は地図読みで約150ｍと、そこそこの大きさとなります。「蛇渕(じゃぶち)橋」と「矢井原(やいはら)橋」の2橋で構成されていて、画像の奥に見えるのが矢井原橋。蛇渕橋はちょうど撮影地点あたりになります。

全景が撮影できたことに満足し、再び通行車両に気を付けながら車へ戻ります。残るは“走行写真の撮影”となり、車へ乗り込みループへ向かいます。


ループ全景撮影
再訪時との差異は？
ループ上りに
走行撮影実施

■下りはスピードに注意

走行撮影ですが、下りでは意外とスピードが出てしまい撮影は危険と判断し、Uターンのうえ上り時に撮影することにしました。

自分だけではなく、実際もそうなのでしょう。平成17年にはカーブを曲がり切れなかったタンクローリー車が矢井原川に落下する事故があったそうで、対策として平成18年より橋梁の幅員拡大等の工事が施されたといいます。

改良工事後の再訪ができていませんでしたが、2019年にその機会を得られました。幅員拡大後のループ全景画像撮影し、先の全景掲載にて2000年訪問時の画像と比較できるようにしました。画像上で差異がわかりますか？



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