ループな道♪

砂越跨線橋(さごしろせんきょう)
−山形県酒田市−
訪問：2008 ⁄ 07 ⁄ 19
文書作成：2018 ⁄ 12 ⁄ 01 (最終更新：2023 ⁄ 07 ⁄ 29)

◆概要◆

JR羽越線の砂越駅南側で羽越線を跨ぐ
跨線橋。橋の西側がループになってます。
近くを最上川が流れています。



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◆レポート◆

■早朝の現地訪問

この日は東北地方のループを多数巡る予定にしていたため、ここで紹介する「砂越跨線橋」は朝一番で訪問する計画を組みました。

前日晩に山形県三川町の道の駅「庄内みかわ」で車中泊を取り、睡眠中の蚊の攻撃で十分な睡眠がとれぬまま、日の出頃に道の駅を出ることになりました。

この季節での酒田での日の出時刻は午前4時半頃、私が現地に到着したのが午前5時。曇っているせいかまだ周辺は薄暗く、デジカメの写りを心配しましたが、大丈夫そうなので行動に移ります。

まずは、ループすぐ傍のJR砂越駅前を散策します。駅周辺は早朝でもあり人影は見かけず、駅前の“街の案内板”には目的の跨線橋も描かれていました。

たまたま線路を通過していた貨物列車を見送り、跨線橋へ向かいます。


町の案内看板に
ループ記載あり
早朝の
砂越駅訪問
跨線橋撮影時に
貨物列車と遭遇

■ループ全景撮影はやむを得ず

跨線橋で銘板等を探しましたがが見当たらず、名称を「砂越跨線橋」と呼ぶことにしています。跨線橋脇の階段経由で橋上へ上り、ループ全景が撮影できそうな場所を探ります。

結局、跨線橋西側(跨線橋上からの俯瞰)と東側(線路越し)から撮影しました。跨線橋上からはループ交差部分まで写すことができず、線路越しは横長楕円の画像になりました。他に良い撮影場所もなく、やむを得ないでしょう。

ループは4分の3周(約270度)回転。直径は地図読みで約90m。途中に道路交差あり「連続走行」可否が気になりましたが、ループ側が優先のため問題なしとしてます。早朝なので他に通行車両も無く、安全に「ループ走行撮影」できました。


跨線橋の上より
ループ全景を撮影
ループを走行
速度落とし撮影

■クリスマス日の悲劇

ループ自体のレポートは以上ですが、砂越駅のあるJR羽越線について、あの“事故”について触れておく必要があるでしょう。2005年のクリスマス、12月25日に発生した列車の脱線事故です。

跨線橋から南側を望むと、最上川を渡る鉄橋を確認できます。その鉄橋と、その先にある隣駅「北余目」の間がその現場となっています。

　＃山形県庄内地方は連日激しい吹雪が続き、
　＃この日も暴風雪等の警報が出されていた。
　＃特急「いなほ14号」(秋田発新潟行き)が
　＃1時間遅れで最上川橋梁を走行中に突然の
　＃強風に襲われ脱線。先頭車両が沿線の
　＃小屋に激突・大破し、同車両に乗車して
　＃いた5人が死亡する大事故となった。

不幸な事故が繰り返されないよう願いつつ、次の目的地へ向かったのでした。



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