青海川跨線橋(おうみがわこせんきょう)
−新潟県糸魚川市−
訪問:2004 ⁄ 04 ⁄ 30
文書作成:2019 ⁄ 08 ⁄ 04 (最終更新:2023 ⁄ 07 ⁄ 29)
◆概要◆
青海川に沿って走る県道。
国道8号分岐後にループで高度を上げ、
越後トキめき鉄道線を跨ぎます。
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ミニループ、番外編
◆レポート◆
■親不知・子不知のすぐそば
崖が日本海に落ち込む交通の難所として名高い、新潟県の親不知(おやしらず)・子不知(こしらず)。この東側にある、「青海川跨線橋」を今回紹介します。
北陸新幹線を金沢方面から東京を目指し、親不知の長いトンネルを抜けた先にて、海側車窓より遠目に本ループを目にすることができます。ただし瞬間的なので、かなり意識していないと見過ごすでしょう。
そこに筆者が訪問したのは2004年。北陸新幹線開通の10年以上前となります。
富山より国道8号を新潟方面へ進み、親不知・子不知を過ぎると、程なく跨線橋のループ部分が視界に飛び込んできます。適切な場所に車を停め、徒歩でループ周辺の観察に向かいます。
橋の銘板より、橋名「おうみがわこせんきょう」を確認します。丁度その時、特急「はくたか」が通過しました。今は新幹線の列車名となった「はくたか」の、懐かしい画像になってしまった感があります。
ループの銘板
正式名を確認
何とループは
歩行者通行不可
跨線橋下を
「はくたか」通過
■跨線橋は歩行者通行禁止
本橋は、青海川に沿う県道がJR北陸線(現・越後トキめき鉄道)を跨ぐために設けられたもので、線路と並走する国道との高低差をループで解消しています。ループを下った先が、国道との交差点になります。
交差点で国道から県道(ループ)側を観察すると、自転車及び歩行者の通行禁止標識(見落とし防止のためか道路両側に二つも)立ってました。跨線橋へ上りループ全景を撮影するのは無理そうです。
ちなみに歩行者が線路反対側へ向かうために、線路をくぐる別の道が用意されているそうだ。
もちろん当時は“飛び道具”も無く、周りを見渡しても、跨線橋を見下ろせるような構造物は携帯電話の鉄塔ぐらいしかなさそうです。とりあえず青海川の橋上より側面での全景撮影をしたものの、やはり俯瞰での全景撮影をしておきたい。
考えた末にたどり着いた答えは…
ループ全景
力技で?撮影
ループを走行
この先日本海も
■まずは「できる方法で」
橋上しかループを俯瞰できる場所が無く、なおかつ橋上へは車両でしか向かえない…となると、取りえる方法は1つのみ。「車に乗って橋上から撮ろう」しかありません。
幸い、県道は停車禁止にはなってないようです。妻に運転を替わってもらい、筆者は助手席でカメラを構えます。後続車がいないことを確認し、跨線橋上へ車を進めてもらいます。
橋上で路肩に停車してもらい、いそいそとパノラマ撮影を行いました。撮影が完了するとすぐに、車を発進させてもらいました。撮影の前後は後続車も無く、迷惑をかけることはなかったと思ってます。
こうして俯瞰での全景撮影はできましたが、近距離でのパノラマ撮影という事もあり、画像加工での歪が出てしまいます。居住する関西から距離面でのハードルは高いものの、縁があれば再撮影にチャレンジしたいと思います。
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