弥栄(いやさか)ループ
−岐阜県中津川市−
訪問:2002 ⁄ 05 ⁄ 04、2024 ⁄ 09 ⁄ 15
文書作成:2018 ⁄ 12 ⁄ 15 (最終更新:2025 ⁄ 05 ⁄ 03)
◆概要◆
中津川市山口地区に建設された、木曽の
山麓を走る農道上にあるループ。
ループの下で国道19号に接続します。
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ミニループ、番外編
◆レポート◆
■「弥栄」か「本沢川」か
木曽路を通る国道19号、中津川市山口にある「弥栄橋」交差点を東側へ折れるとすぐに、今回紹介する「弥栄ループ」が目の前に現れます。ちなみに交差点名の「弥栄橋」は、交差点を西側へ進んだ先にある、木曽川を渡る橋を指します。
ループ付近に残っていた看板によると、本ループは農道整備事業の一環として建設されたそうです。そしてそこには、仮称ながらループ名称として「本沢川ループ」と記されてました。
2002年訪問時は現地での積極的なループ名確認まで行っておらず、Google
現地のストリートビュー
で「弥栄ループ」銘板を確認できたので、工事看板には申し訳ないですが(?)タイトルに用いています。
ちなみに、その後2024年に再訪のうえ銘板撮影ができたので、画像を追加掲載しています。
残った工事看板には
仮称でループ名掲載
国道側
ループ下より撮影
再訪時に念願の
銘板撮影できました
■「岐阜県」か「長野県」か
先に紹介した農道の工事看板の記載で、違和感を覚えた方も居られると思います。看板の左下に記された、「長野県 木曽地方事務所 土地改良課」の部分です。岐阜県所在のループなのに、何故長野県?
ここ中津川市山口地区は、2005年に中津川市と合併するまで「長野県木曽郡山口村」でした。島崎藤村の出生地として有名な馬籠宿を抱える同村は、越県での市町村合併を経て長野県から岐阜県へ移りました。
ループの竣工が平成12年(2000年)ということから、建設時は長野県でした。よって2002年訪問時は「長野県」看板が立っていましたが、2024年再訪時には「岐阜県」看板が立っていました。
せっかく建設したループや農道を岐阜県に渡すことになった長野県、関係の方はどのような胸中だったのでしょうか。
ループ全景
橋脚下が本沢川
ループを走行
眼下に町並見える
■そして走行記
それでは、ループを走行しましょう。工事看板のループ仮称に使われた「本沢川」をまたぐ形で、ループ橋を走り高度を上げていきます。回転はちょうど1周360度で、直径は地図読みで60mちょっと。ループ上からは、弥栄橋の先にある坂下の町並みも見えます。
ループを登った先には短いながらもトンネルがあり、その先は本文中段で触れたように、観光地“馬籠宿”へ繋がっています。この農道により、同地へのアクセスが容易になったといいます。
ループ内の駐車スペースに車を置き、階段を使ってループ上部へ。そして恒例のループ全景撮影。ループ手前が若干隠れてしまったが、これで良しとしましょう。
さて、次のループが待っているので車に戻りましょう。ループの先にある馬籠にも興味がありますが、今後の楽しみに取っておきましょう。
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