
レポートリスト
♪夏が来れば思い出す…著名な「夏の思い出」にも出てくる『尾瀬』。新潟県側から「尾瀬」を目指すアクセス道路が、今回お題となっている『奥只見シルバーライン』である。この道路に、どんな特異点があるのか?
地図上でも、同道路が山岳の厳しい地形の中を多く(19本!)のトンネルで抜けているのが確認できる。これだけ“もぐら道”であるだけでも特異なのだが、そのトンネル達の中でも筆者が特異性を感じたポイントがある。
該当トンネルは、シルバーライン入口から17番目の『明神トンネル』。全長3920mの、同ライン内最長となるトンネルなのだが、そこに至るまで16本、合計約8kmとなる長短のトンネル達が待ち構えるのだ。
対向車がないことを確認し、まずは右折して銀山平方面へ向かう。その先50mほど走ると明神トンネル出口へ至り、久しぶりの外気を味わうことができた。外気補給後、Uターンし再びトンネルへ戻る。
“地中の人”となり、再びトンネル内交差点へ。銀山平方面から見たトンネル内点滅信号は赤となるため、一時停止のうえ左右確認する。右折して先ほどまでのルートに戻り、奥只見ダムへ向かう。
さて、今回取り上げた『明神トンネル』の、マニアックなネタを追記しておく。先の丁字路よりシルバーライン入り口側を走行すると、直線に並ぶトンネル内照明(ランプ)がゆがんでいる箇所がある。
交差点の後、最後の「仕入沢トンネル」(3130m)を走り終え、最終到達地である奥只見ダム周辺の駐車場へ到着した。約17kmのトンネル走行はさすがに参った…駐車場そばのレストルームで十分休憩を取ろう。