
レポートリスト
いわゆる“道路マニア”でなくとも、「暗(くらがり)峠」と聞けば「狭く急坂な酷道」とイメージされるはず。それだけ様々な媒体で紹介されつくされた感のあるこの峠を、今回あえて取り上げます。|
|
〔関連リンク〕ふらろぐ 暗峠のすっきりしない話(1) 2001年に訪問した時の記録です。峠の紹介。 |
…とぶち上げましたが、大したものではないです。とはいえ企画実行する場合、峠区間は駐停車困難とわかっていることから車は使えません。というわけで現地には、公共交通機関+徒歩で向かいました。
上り道と言っても山道ではなく、しばらくは住宅街の中を通ります。道幅は各所で紹介される通り狭く、途中分岐する市道と見分けがつきません。そのため、路面に「R308」の案内が施されてました。
路面がアスファルトから「滑り止め○付き」コンクリートに変わりました。滑り止めが必要な勾配だということです。当方は体格はともかく体力はあまり自身が無いため、無理しないようゆっくり歩きます。
そんな感じで老体(?)に鞭打って歩いていると、生駒市コミュニティバスの停留所があるのに気付きました。停留所に示された路線図を見ると、何と暗峠までバスが通っているようです。暗峠にバス!?
先程のバス停留所辺りから住宅が途切れ、近くまで迫った峠の稜線に向け更に坂道を上ります。程なく稜線を通る「信貴生駒スカイライン」が見えてきますが、国道はスカイラインと交わらず下を潜ります。
スカイラインを潜るボックスカルバート内を進むと、峠は目前に迫ります。その先には、やはり各所で紹介されている峠の茶屋の建物も見えています。後述しますが、ここが峠の重要箇所となっています。
峠には大阪府と奈良県の府県境が通っていて、府県境の標識が設置されています。「奈良県」標識の上部が不自然に空いており、かつてそこに「車幅制限標識1.3m」の標識が取り付けられていました。|
|
〔関連リンク〕ふらろぐ 暗峠のすっきりしない話(3) 「1.3m」の場所を探っています。 |
|
|
〔関連リンク〕ふらろぐ 暗峠のすっきりしない話(4)-完- あるメールから標識撤去に関りが? |
標識辺りから西側は路面が石畳になっていて、峠の茶屋に掲示された案内によると、大和郡山藩の本陣がこの場所にあり「行列がぬからぬよう敷かれた」そうです。ここを通った感想は車で来ないと無理ですね。| ページ先頭へ | みちびきtopへ | Finding topへ |