
レポートリスト
今回紹介するのは、大阪市の淀川にかかる「赤川鉄橋」である…と書くと、「なぜ、道の話なのに鉄橋なのか」と思われるだろう。鉄道も鉄の道だろうという理屈も承知しているが(笑)、もちろん理由がある。
歩道が無くなったのは、同鉄橋を含む城東貨物線が旅客線(JRおおさか東線)として転用するうえでの複線化工事のためである。その後JRおおさか東線が開業したので、現地訪問し以下に歩道併用時代との変化をレポートする。
JR淡路駅より歩いて10分ちょっと。訪れたのは鉄橋の北側、大阪市東淀川区の淀川堤防である。今回と併用橋時代(2000年11月)、そして複線化工事後(2017年11月)の、各々の画像を引用したので変遷を見てほしい。
併用橋時代は、前述の踏切より鉄橋内に木製の歩道が設置され、対岸まで歩いて渡ることができた。今は踏切が無くなったため、同じ位置での撮影は不可となった。よって、2017年に撮影した画像と比較している。
併用橋だった時に、途中までだが歩道を歩いて川を渡ることにした。すると計ったように、反対方向よりごう音と共に貨物列車がやって来た。横を通過する列車は迫力があり、圧倒されつつ列車を見送ったのだった。